毎日コミュニケーションズは28日、旅行情報専門ムック『旅咲(たびさき)』を発売した。価格は980円。同誌はテーマ(目的)を基軸に旅行プランを提案する、既存の旅行ガイドブックとは一線を画す一冊だとしている。

『旅咲』Vol.1

創刊号となる同誌の特集は、"5日間で20余の美術館を巡る"ことをテーマとした「パリ、アート散歩」をはじめ、オーストラリア・ケアンズで海と森、2つの世界遺産の地で楽しめるアクティビティを紹介する「オーストラリア・ケアンズの休日」、加賀百万石の城下町で伝統工芸を支える職人技に触れる「金沢・伝統の技に魅せられる旅」、長崎名物のカステラの歴史を辿る「長崎カステラ物語」などだ。国内外を問わず、いずれも目的を追求した旅行スタイルを発信している。

同誌編集長の阿部求己氏は「"何を体験するか""何を学ぶか""何を食べるか"など、具体的な目的を持った旅行スタイルが注目されています。複数の観光地をあわただしく見てまわる旅はもう過去のもの。『旅咲』では、コンセプトに掲げている『自分を楽しませる、テーマのある旅』を提案していきます」とコメントしている。

なお、『旅咲』第2号は6月下旬に発売を予定しており、第2号の特集企画は「音楽と旅するハワイ」、「ベルギー美食紀行」、「京の都で町屋暮らし」「にっぽんの川下り」とのこと(一部変更となる場合あり)。さらにテーマ性が追求された企画が期待できそうだ。

サンプル
特集「パリ・アート散歩」

特集「オーストラリア・ケアンズの休日」

特集「金沢・伝統の技に魅せられる旅」