東京都環境局は3月26日、都心の緑と向き合うバスツアー「緑の東京バスツアー」を実施する。

同企画は、2007年より東京都が進めている「緑の東京10年プロジェクト」に基づいて開催される。このプロジェクトは、"水と緑の回廊で包まれた、美しいまち東京を復活させる"ことを目標に、緑の拠点を街路樹で結んでいく「グリーンロード・ネットワーク」などに取り組んでいくものとなっている。

ツアーでは、東京を緑あふれる街にするための募金「緑の東京募金」を活用して、整備していく湾岸部周辺を案内する。2037年に整備、緑地化を進める予定の「海の森」(中央防波堤内埋立地)や、校庭を芝生化した中野区立武蔵台小学校などを訪れる。その他、代々木公園や街路樹、皇居周辺、神宮外苑なども巡るので、時期が合えば満開の桜を満喫することができるかもしれない。

港区芝の公開空地の緑も見学

校庭を芝生化した中野区立武蔵台小学校

コースの最後到着地となる東京都庁では、参加者による感想発表や意見交換をし、緑への意識を高めていく。また、同ツアーで排出される1人あたりのCO2排出量を算出し、どのような行動をとればそれらが相殺することができるかを説明する取り組みも実施する。

同ツアーの開催時間は9時~16時30分までとし、参加費は無料。応募資格は東京都在住者限定で、1組4名まで応募できる。参加者に関して「できれば緑への関心が高い方にご参加いただければと思います」(広報担当)としている。募集定員は35名程度で、応募者多数の場合は抽選となっている。申し込み方法は、はがき、FAX、電話にて受け付ける。締め切りは3月17日(当日消印有効)。