ロンドンブーツ1号2号の田村淳率いるビジュアル系ロックバンド・jealkb(ジュアルケービー)のセカンドシングル『Fly』(3月12日発売)が航空会社・スターフライヤーの関西線キャンペーンソングに決定し21日、大阪市内で発表会見が行われた。

「ビジュアル系的なイメージを大事にしてる」というjealkb。上段左からchaos、mofto、haderu、dunch、elsa、下段左からhideki、ediee

絵に描いたような"ビジュアル系"ファッションに身を包んで会場に現れたjealkbのメンバー。「僕は"ロンブー淳の双子の弟"ということになってます」とあくまで言い張るボーカル担当のhaderu(田村淳)を筆頭に吉本芸人らで結成されたこの異色のバンドは、2005年にhaderuの呼びかけで結成された。インディーズシーンで精力的にライブを行い、2006年にはシングル『metronome』がインディーズチャートで1位を獲得、さらに台湾デビューも果たしている。そして2007年10月、シングル『誓い』でついにメジャーデビュー。今年1月に行われた全国4都市ツアーでは、初のZEPP TOKYO公演で2500人の観客を動員するなど快進撃を続けている。

『Fly』のPVが流れると「今映ったの俺です!」などとはしゃぐ面々

マスクを外さずにしゃべり出そうとするedieeに、「声、聞こえないから!」とhaderuの突っ込みが

加熱する人気の秘密は、作詞をhaderuが、作曲をelsaが手がけるオリジナル曲と、スタイリッシュに徹したライブパフォーマンス。テレビなどで見せる"芸人"の顔と、音楽では笑いに走らないjealkbの"アーティスト"としての顔のギャップにシビれているファンも多いという。とはいえそこは芸人のサガ(?)、記者会見では異様なまでの腰の低さとサービス精神を見せた。

記者に淳の熱愛報道を突っ込まれると「兄とは一緒に住んでいないのでわかりません」とトボけるhaderu

まずは同席したスターフライヤー常務取締役営業本部長・武藤康史氏に「よろしくお願いしますっ!」と深々と頭を下げるメンバー。『Fly』の詞について「僕が18歳で地元から都会に旅立ったとき、飛行機の中での不安な気持ちを思い出しながら書いた」と語るhaderuは、「だから、スターフライヤーさんのキャンペーンソングというのは、僕が思い描いたイメージとピッタリなんです。第2弾もスターフライヤーさんのために曲を書きます! これからもスターフライヤーさんと一緒に羽ばたいていけたらと思っております!」と今後に向けてのアピールもちゃっかりと。さらにchaosも「最初にちゃんと歩幅を揃えて、準備をしてから飛び上がるという曲のイメージが、しっかり安全チェックをして飛び立つスターフライヤーさんと同じという気がして感じがしてなりません」、hidekiも「これからもスターフライヤーさんと一緒に『Fly』していきたいです!」とヨイショ発言を繰り出して笑わせていた。

「さわやかな自慢の曲となっております」と、格好とギャップがありすぎる丁寧口調 でPRをするdunch(じゃんぴょん・桑折)

「スティービー・ワンダーと浦清英さん(Mr.Childrenのサポートメンバー)のイメージ で演奏した」とchaos(ハローバイバイ・金成)

やはりウケを狙わずにはいられない様子のjealkbのだが、新曲『Fly』はお笑い一切なしの爽快なロックナンバー。「本当に空を飛んでいくようなイメージの、春に旅立つ人たちへのさわやかな応援ソング」(elsa)だ。3月1日から始まる関西線キャンペーン期間中、スターフライヤー機内でPVがオンエアされる。

『Fly』CW/『歪ミイズム』、『shell』
3月12日発売 初回盤CD+DVD 1,500円、通常版CD 1,260円