さぼりたい病も克服!?

Nike + iPod スポーツキットの内容は、レシーバーが1つとセンサーが1つ。センサーを対応シューズのくぼみに入れ、iPod nanoのDockコネクタにレシーバーを接続すれば、装着完了。さらに、iPod nanoで音声フィードバックの声を選択し、体重を入力すれば、基本的な設定も終了だ。アナログな私でも、一人で設定(という程のこともないが……)でき、ひとまず安心。

iPod nanoにレシーバーを接続する

消費したカロリーも表示する

早速試しに、iPod nanoでNike + iPodを選択し、気の向くままに自宅の周辺を走ってみた。近所を一周してワークアウトの結果をiPod nanoのディスプレイで確認。消費したカロリーを表示してくれるのも嬉しい機能だ。

nikeplus.comログイン画面

ランニング後にiPod nanoをパソコンに接続し、ワークアウトデータをnikeplus.comに送る。iTunesのiPodの設定で、「ワークアウトデータをnikeplus.comに自動的に送信」を選択しておけば、ワークアウトデータがnikeplus.comに自動的に送られるようになるので便利だ。nikeplus.comでは、送信したデータがグラフで表示され、視覚的にも自分の結果が把握しやすい。ワークアウトのデータは、週ごと、月ごとでもグラフで表示可能。データが目に見えることで、自分のやっていることに対する達成感もある。なんだか走ることが楽しくなってきてしまった。

ワークアウトデータがグラフでわかりやすく表示される

nikeplus.comのなかでも注目したいのが、「チャレンジ」という機能。設定されているチャレンジにエントリーし、nikeplus.comユーザーと距離や速さなどを競い合うことができるのだ。また、「10kmを誰がいちばん速く走れるか」などといったテーマのチャレンジを自分で作り、友人などとnikeplus.com上で競争することも可能となっている。

目標値を設定すると、その目標までどれくらいで達成できるかを表示

チャレンジ機能を使えば、"顔の見えないユーザー"と一緒にランニングをしているかのような気分を味わえる。ランニングは特別な道具や場所がなくても始められるのが魅力だが、かといって目的なく走り続けるのでは飽きてしまう。チャレンジに参加することで、自然に目的意識もわいてくるものだ。私が参加しているチャレンジでは、「2カ月の間でどれだけ長い距離が走れるか」というテーマのもので、現在総勢30人が参加。その中で私は14番目。もっと走らないとなぁ、と日々、パソコンを開くたびに刺激を受ける。

nikeplus.comの全メンバーの合計走行距離も表示される

 スペシャルマラソンに参加しよう

現在、nikeplus.com上で、エントリーを受け付けているチャレンジのひとつとして、スペシャルマラソン「Nike+ GRAND PRIX 2008 / RUN EXTREME TOKYO」がある。これは、タイムを競うのではなく、17日~26日の10日間にいかに長い距離が走れるか、というもの。参加方法は、エントリーした後、チャレンジ期間中のワークアウトデータを26日中までにアップデートするだけ。まず、手始めに参加するには、速さを競うよりも距離を競うチャレンジのほうがおすすめといえる。

チャンレンジ参加画面

いまだ普通のスウェットのポケットにiPodを入れてランニングをしている私だが、Nike+関連製品として、iPod nano 用ポケットがついたNike+対応ウェアも充実している。防風性と透湿性に優れたジャケットや吸汗速乾性能をもつニットのフーディやジャケットなど、寒い時期のランニングの味方となる製品も揃っている。

左から、Nike+ニットフーディ(9,030円)、Nike+ DRI-FIT ストレッチニットジャケット(9,765円)、ナイキ ランニングアームポーチ(2,730円)

一人で走っていると、寒い朝などは、今日はさぼってもいいかなぁと弱気になったりもする。しかし、"ー緒に走る"メンバーがいれば、休んでいられない!という気分になるものだ。私が個人的に参加しているチャレンジを今日チェックすると、既にトップの方は200kmを超えていて、自分との圧倒的な差に、奮い立たされた。来年は東京マラソンに応募したいなぁ……、と小さな野望を抱きつつ日々練習に励もうと誓うのだった。