三菱自動車の「ランサーエボリューションX グループNラリーカー」は、FIAグループN規定に則り製作したラリーカーで、2007年のラリージャパンでコースカーを務めた。ボディやエンジンが強化されているのはもちろんだが、4灯式ランプポッドがなんとも迫力だ。「ランサーエボリューションX OHLINS RACING スーパー耐久シリーズ仕様」は、2007年のスーパー耐久シリーズで7戦全勝を成し遂げたOHLINSレーシングチームが手がけたマシン。チューンされたエンジンは、最高出力340ps、最大トルク50.0kgmを発揮するという。
スバルの「スバル WRC コンセプト」は、新型インプレッサをベースにWRカーのイメージを表現したデザインモデルということで、WRCマシンそのものではない。しかしこれに近いマシンが2008年のWRCで走り回るはずだ。
WRCといえば、2008年からWRCのトップカテゴリーに「SX4 WRC」で本格参戦するスズキを忘れてはいけない。「スイフト SUPER1600」でジュニアWRC(JWRC)クラス最強マシンの名を欲しいままにしたスズキが、満を持してトップカテゴリーに参戦するのだ。エンジンはターボチャージャーで過給され、最大出力は320ps以上になる。こちらの活躍も期待したい。