名橋「日本橋」保存会は21日~25日、日本橋のたもとに位置する4つの広場にてライトアップイベント「年の瀬日本橋」を開催する。あかり作家・横島憲夫氏プロデュースのもと、広場が約200個のオリジナルキャンドル「風船ランタン」で飾られるほか、日本橋川の川面や護岸も、音楽に連動して動く特殊照明や水に浮かぶ行灯でライトアップされる。

風船ランタンに火が灯されるのは17時~22時。風船ランタンはロウ製で、中に入れられたキャンドルの熱がランタンの上部を溶かし、溶けた部分の厚さの違いがあかりの"揺らぎ"に変化をつけるというもの。日本橋と日本橋川を囲むように位置する「元標の広場」「乙姫の広場」「花の広場」「滝の広場」では、それぞれにテーマを持たせたオリジナルスタンドに風船ランタンを飾るとのことだ。広場ではあかりを眺めるだけでなく、この風船ランタンを500円で購入し、メッセージを書き込んで点灯することもできる。

また、本イベントは「100万人のキャンドルナイト」運動に参加。「でんきを消して、スローな夜を」のコンセプトに、日本橋と日本橋川を照らす照明および、中央通りに面する三井本館・日本橋三井タワー、日本橋三越本店の壁面のライトアップを22日20時~22時にわたって消すとのことで、ランタンと行灯だけに照らし出される幻想的な日本橋が時間限定で楽しめそうだ。