毎度、お世話になっております。本誌最弱取材班所属のお笑いGメンです。皆さん、インターネット動画ポータル「ひかり荘」の記事はご覧になりましたか? 読んでないですか、そうですか。それはさておき、テレビ界では10月の改編期が終わり、新番組がスタートしましたね。バラエティー番組で目玉といえば、まさに今日放送スタートの『ジャンプ! ~○○中~』(フジテレビ系)でしょうか。なんといっても、若手の中では人気抜群のチュートリアル&オリエンタルラジオの二枚看板ですから、人気を集めるのは間違いないでしょう。でも皆さん、インターネットの世界にも面白いバラエティー番組がまだまだあるんです。今回のレポートでは、内村光良&さまぁ~ずがレギュラー出演するインターネット番組『内村さまぁ~ず』をご紹介します。

『内村さまぁ~ず』は毎月1日、15日に最新作が配信される

インターネットの映像配信ポータル「ミランカ」で放送中の『内村さまぁ~ず』は、内村光良とさまぁ~ずの3人が毎回ゲストを迎え、トタバタ企画をおくるバラエティー。3人の爆笑トークと、ゆるい企画、成り行きの展開が人気だ。今回は、番組のロケに密着させていただいた。

「ミランカ」トップページ。『内村さまぁ~ず』のほか、さまざまな番組を配信している

東京・目黒区の某ホールでロケはスタート。今回のロケで撮影する企画「俺達、突然招待されちゃうぜ!」は、予めミランカで「内さまを自宅に招待してくれる女の子大募集」と告知しておき、選ばれた女の子の自宅を訪問しようというものだ。実は、初のゲストなしのロケ。内村も「なんだか、久しぶりの仕切りだなぁ。オレ、いつもよりしゃべりが多いもん」というように、3人はリラックスしている様子だ。オープニングでは、訪問する女の子を想像して似顔絵を描くことになった。

「これは酷いよ!」とさまぁ~ずから集中砲火の内村。残念ながら絵心はナシ!?

「『ゲームセンターあらし』をイメージしました(笑)」という三村作。いや、あらしは女の子じゃないですから!

1色のペンでサラッと描く大竹。微妙に本人に似ている!?

そして一行は、今回訪問する女の子・まどかちゃんのお宅に向かう。途中、スーパーでお土産を買う一行。「家にはあるんだけど、貰ったらチョイ嬉しい物を買って下さい」という内村からの号令の元、3人は買い物カゴを持って店内をウロウロ。タレントがお店で買い物するテレビ番組は結構あるが、普通に商品を物色している3人の表情が素に見えて印象的だ。良い意味で緊張感が無いというか。このユルさが『内村さまぁ~ず』の魅力なんだろう。"ひな壇芸人"(パネリストとしてバラエティー番組に出演する若手芸人)たちの必死さとはほぼ正反対のノリだ。

内さまが買い物カゴを持ち歩く映像はそう滅多に見られないですよ

大竹が真剣に品定め。ピクルスに興味を抱いたらしい。なぜピクルス?

各々が買い込んだ品物を発表。大竹は巨大ミネラルウォーターを自信満々に披露。そりゃ、あると嬉しいだろうけどデカ過ぎるのでは? ていうかピクルスは?

ここで、気付いたことがある。ロケに参加しているスタッフの数がむちゃくちゃ多いのだ。まず、撮影しているカメラマンが多い。ハンディカメラを含めると総勢7人はいた。スタイリスト、ヘアメイク担当もいるし、照明や音声を担当する技術スタッフも数人同行している。これって普通のテレビ番組ロケのスタッフ数とほとんど変わらない数である。castYの「ひかり荘」の番組がカメラ1台、スタッフはディレクター1人という状況と比べると大違いだ。『内村さまぁ~ず』は、インターネットならではの「お手軽」とは程遠い、本格的に作りこんでいるバラエティー番組だったのだ。

さて、買い物を終えた一行はまどかちゃん宅へ。そこで、どんなおもてなしが待っているのか? 続きは、現在放送中の本編で確認しよう。

まどかちゃん宅に到着した一行。まどかちゃんから内さまに衝撃の告白が……!

さてさて、ロケの取材を終え、プロデューサーのお話を伺おうとk-max(『内村さまぁ~ず』の制作会社)に向かっている途中に電話が鳴った。ミランカ担当のTさんだった。

Tさん : 「Gメンさん、実は残念なお知らせが。プロデューサーから写真撮影はやめて欲しいと言われてしまいまして……」

Gメン : 「そうですか……残念ですね。意外と多いんですよ、顔出しNGのプロデューサーって。まぁ心得てますから」

シャイなのか、はたまた撮影嫌いなのか、理由はわからないが、お話を聞けるなら良しとしようと自分を納得させ、現場に向かってみると……。