古市憲寿「今はピンチだし、昔ほどのパワーはないけれど…」テレビの世界に残り続ける理由とは?
山崎怜奈(れなち)がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。今回の放送では、ゲストに社会学者の古市憲寿さんが登場! 本記事では、古市さんが“テレビの価値観”について語った模様をお届けします。

(左から)パーソナリティの山崎怜奈、古市憲寿さん

◆古市憲寿が語る“テレビの影響力”

古市:10年前から考えると、ずっとメディアの世界にいると思っていた人が、いつのまにかネットの世界にいるとか、メディアの世界も様変わりしましたよね。

れなち:古市さんが一緒に仕事をしていた仲間がテレビから退いたり、別の仕事をしたり、多くの変化があったなかで、古市さんはテレビに出続けるんだなって思いました。

古市:僕はテレビってすごく大事だと思っていて。今はピンチだし、昔ほどのパワーはないけれど、例えば、鹿児島県にいるおじいちゃんおばあちゃんとか、北海道の人とか、全国津々浦々に届くメディアというと、テレビ以上のものってなかなかないじゃないですか。だから、もちろんラジオとかネットも大事だけど、やっぱり、テレビは影響力がすごくあるなって思っています。

◆心に残る小倉智昭さんの言葉

れなち:古市さんってさまざま仕事をされていますが、もしいろいろ手放すことになったときに、「絶対これだけはやりたい」っていう仕事って何ですか?

古市:どうですかね……最後ということはあまり考えていなくて。僕は興味のあることが、そのときそのときですごくたくさんあるので、リアルタイムのことをたくさんやっていきたいっていうか。だから“集大成”みたいなことはあまり考えていないかな。

れなち:古市さんが最後までやり続けることって何だろうと思って。旅も行きたいし、メディアにも出るし、本も出しているし、やりたいことがめちゃくちゃあるじゃないですか。

古市:でも、人間って最後は歩けなくなるので、歩けるうちにできることは何かって考えて旅行しているという感じで、「とくダネ!」でご一緒していた小倉智昭さんの言葉で印象に残っているのがあって、それが“老後はままならない”。

「『とくダネ!』が終わったら旅に行こう」とか、やろうと思っていたことがたくさんあったけど、いざ番組が終わったら(小倉さん)ご自身も弱ってしまって、旅行などもなかなかできなかったというお話だったので、「思ったことはすぐにやる」っていうことは意識していて。だから、「未来のために取っておく」みたいなことはあまりないかもしれないですね。

逆に、これまでのキャリアでいうと、コロナの時代とかは、世の中がすごく緊張感を持っていて、ともすれば、人同士がバッシングし合うような状況だったから、「もっと気楽にやったほうがいいんじゃないの?」と思ったり、有事みたいなときに「自分が発信しなきゃ」って思ったりするけど、自分の将来のこと(を考えたことは)人生のなかであまりない。

<番組概要>

番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。

放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55

パーソナリティ:山崎怜奈

番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/

番組公式X:@darehanaTFM