初夏の風物詩として知られる「とちぎあじさいまつり」が15日から、栃木市西南部に位置する太平山で開かれる。約2,500株のあじさいと風情あふれる山からの眺望を満喫できるほか、参道の茶店で提供される卵焼きなどの名物料理を味わうこともできるとしている。開催期間は7月1日まで。

約2,500株のあじさいが楽しめる「とちぎあじさいまつり」

太平山(標高345m)では6月中旬から7月上旬にかけて、石段1,000段におよぶ太平山神社への表参道沿いに、色とりどりのあじさいが咲きそろう。 その情景は、環境庁から残したい「日本の音風景100選」の認定を受けており、毎年多くの観光客が訪れているという。

同まつりの期間中には、地元中学校の生徒を中心にした「あじさいボランティア」が、期間中の土曜日と日曜日に、観光案内や手作りのうちわやマップを配布してくれる。また、あじさいを観た後は、茶店で人気料理「やきとりと卵焼き、団子」の3点セットに舌鼓を打ったり、「陸の松島」とも呼ばれる景勝地「謙信平」からの眺望を楽しむこともできる。

太平山に行くには、JR栃木駅か東武線栃木駅から関東バスで「国学院高校前」にて下車。車であれば東北自動車道の栃木インターチェンジから約20分としている。