ディズニーのアトラクション『カリブの海賊』から生まれた、超人気海賊アドベンチャー映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の3部作完結編である『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』(5月25日全世界同時公開)のアジア・プレミアが、東京の日本武道館にて23日に開催された。

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全世界興行収入10億ドルを超えた前作『― デッドマンズ・チェスト』で残されていた謎が解き明かされ、また前2作の登場人物たちが総集結するという本作をいち早く観ようと、武道館周辺は上映の5時間以上前から大勢のファンで埋め尽くされた。

観客の一番のお目当ては、映画の本編はもちろんの事、アジア・プレミアに集結する主要キャスト達だろう。主人公のキャプテン・ジャック・スパロウを演じるジョニー・デップや、ウィルを好演したオーランド・ブルームといったトップ・スター達が、なんと武道館に登場し、レッドカーペットの上を歩くのだ。

平日にも関わらず、日本武道館は超満員。客席の9割近くを若い女性が埋めている。期待感が高まる中、場内の照明が落ち、巨大スクリーンの前に組まれた海賊船を模したメインステージに注目が集まる。派手な効果音とスモークの中から現れたのは、前作でジャック達と死闘を繰り広げた海の悪霊デイビー・ジョーンズだ。武道館のアリーナに敷かれたレッドカーペットの上を、劇中同様の不気味な動きでゆっくりとデイビーが歩きまわり、満員の観客を盛り上げる。

触手の動きまで、劇中同様リアルに再現されたデイビー・ジョーンズ

観客の期待が高まる中、ビル・ナイをトップバッターに次々と主要キャストや製作&監督がレッドカーペットに登場し、ゆっくりと場内を巡り歩く。意外にも、シリーズで悪役を演じたビル・ナイやジェフリー・ラッシュに黄色い声援が集まる。ファンたちは、この作品に登場する全てのキャラを本当に愛しているようだ。

ジェリー・ブラッカイマー

ビル・ナイ

最初の山場はオーランド・ブルームの登場。2階席に向かって、何度も手を振ったり、ポーズをとったと、最高に楽しみながらレッドカーペットを進むオーランドに、ファンは黄色い声援を送り続ける。

サービス精神旺盛なオーランド・ブルーム

オーランドの登場に続いて、SHIHOや鳴海璃子といった日本人セレブゲストが多数登場する。映画を観に来た彼らも、キャストと変わらない暖かい声援で観客に迎えられていた。

人気モデルのSHIHOは胸元が大胆に開いたドレスで出席

女優としての成長が目覚しい鳴海璃子

そしてついにジョニー・デップが登場。額にかかる髪を何度もかき上げながら、手を振り、レッドカーペットの上をゆっくりと進む。サインや握手を求めるファンの求めに応じ、レッドカ-ペットを歩き終えた後、また戻って来るデップ。ファンを大切にするデップの姿に、また大きな歓声が集まる。

会場の隅々まで見渡して手を振るジョニー・デップ

ゴア・バービンスキー監督

チョウ・ユンファ