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NEDOと金沢大、起業家支援に係る相互協力の覚書を締結
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と国立大学法人金沢大学は、2019年11月20日付けで金沢大学発ベンチャー企業などの創業数を増やすための起業家支援に係る相互協力の覚書を締結したと公表した。
2019/12/10 07:15
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転倒防止機能があるロボット歩行車を産総研など開発 高齢者も安心して移動が可能
産業技術総合研究所(産総研、中鉢良治理事長)が福祉用具・介護用品の総合メーカーと共同で転倒を防止する機能を持つロボット歩行車の試作機をこのほど開発した。今後も実証実験を続けて2021年2月までに実用化を目指すという。歩行車はリハビリ施設や高齢者が街中を歩行する場面でよく見かけるが、高齢者が転倒すると骨折して寝たきりになるケースも多い。実用化すれば、転倒しにくく安全に移動できて高齢者らが安心して使える新しいタイプの歩行車が誕生すると期待されている。
2019/12/12 23:37

大阪大学など国産の新ゲノム編集手法を開発 編集ミス少ない長所も
医療や農畜水産物など広い分野で応用が期待されているゲノム編集の新たな手法を開発したと、大阪大学などの研究グループがこのほど、英科学誌「ネイチャーコミュニケーションズ」電子版に発表した。新手法は「クリスパー・キャス3」と名付けられ、現在世界中で利用されている「クリスパー・キャス9」に比べ、より多くの塩基配列を編集できる上に「オフターゲット」と呼ばれるミスも減らせるという。
2019/12/11 18:18
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抗生物質効かない菌で年8000人以上死亡 国内実態が初めて明らかに
抗生物質(抗菌薬)が効かない「薬剤耐性菌」によって国内で8000人以上が死亡しているとの推計結果を、国立国際医療研究センター病院(東京都新宿区)などの研究グループが5日発表した。耐性菌による死者は世界的に増加し、6月に大阪で開かれた 20カ国・地域首脳会議(大阪G20)の首脳宣言でも取り組みの強化が盛り込まれた。これまで日本国内の耐性菌による死亡実態は不明で、今回、死者数を全国規模で調べた研究は初めて。
2019/12/09 21:43

街中の移動を快適に! 車いすのシェアリング実証実験(田中 沙紀子)
楽しいおでかけのときも、ずっと立ちっぱなしや歩きっぱなしだと、もうヘトヘト......ああ、はやく座りたい......だったら座ったままどこでも移動できれば良いのではないでしょうか...
2019/12/09 17:00

腎細胞がんに特異的に現われるタンパク質を発見 千葉大、腫瘍マーカーや抗がん剤への活用期待
腎細胞がんの細胞に特異的に発現して転移にも関わるタンパク質を見つけた、と千葉大学の研究グループがこのほど英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に発表した。このタンパク質が腎細胞がんの初の腫瘍マーカーや抗がん剤に使えると期待されている。
2019/12/05 20:21

アジレント、サンプル再分析の低減などを可能とする次世代ICP-OESを発表
アジレント・テクノロジーは12月5日、次世代のICP発光分光分析装置(ICP-OES)となる「Agilent 5800/5900」を発表した。参考価格は1200万円(税別)からとなっている。
2019/12/05 07:30

どこでもサイエンス 第169回 サイエンスの祭り、国際周期表年が終わっちゃいますよー
2019年は、国連のユネスコが制定する国際周期表年でした。盛り上がりましたね。え? 知らない? 世界的なクロージングイベントが、12月5日になんと東京タワーのそばの東京プリンスホテルで行われるんですよ! 最後の最後ですが、ちょいとお話しておきますねー。
2019/12/04 08:00

パリ協定の始動に向けCOP25の議論始まる 国連事務総長が危機感を表明
地球温暖化対策を進めるための国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)が日本時間の2日午後、スペイン・マドリードで開幕した。会期は13日まで。パリ協定が来年から本格始動するために協定の実施ルールを最終的に決めるための議論をするが各国間交渉は難航も予想されている。国連のグテーレス事務総長は初日の全体会合や記者会見で温暖化の影響が深刻化する一方、温室効果ガスの削減が十分進まないことに強い危機感を表明した。
2019/12/03 18:26

温暖化により「破壊的影響」とUNEP警告 日本は温室効果ガス削減続くも目標には不十分
増加している世界の温室効果ガス排出量を抑えないと今世紀末の気温は産業革命前と比べて最大4度近く上がり「破壊的な影響」が生じる――。このように警告し、地球温暖化対策の強化を世界各国に求める報告書を国連環境計画(UNEP)が26日、公表した。報告書は、パリ協定が努力目標として掲げる1.5度の上昇幅に抑えるためには排出量を年7.6%ずつ減らす必要があると指摘している。一方、日本の環境省は29日、国内の2018年度の温室効果ガス排出量は前年度比3.6%減って5年連続減少したと発表した。日本は2030年度の排出量を2013年度比26%減らすことを目標に掲げているが、2018年度の排出量は2013年度比で11.8%減にとどまり、同省は引き続き大胆な削減が必要としている。
2019/11/29 19:22

温室効果ガス濃度が観測史上最高に WMOが深刻な温暖化を警告
地球温暖化をもたらす二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの世界平均濃度が昨年観測史上最高に達したと世界気象機関(WMO)が25日スイス・ジュネーブで発表した。WMOは、将来の世代が温暖化の深刻な影響を受けると警告している。
2019/11/26 20:22

東北大、大学の研究成果を社会に普及させる事業会社ナレッジキャストを設立
東北大学は、2019年11月19日に100%子会社の「東北大学ナレッジキャスト」(仙台市)を同年10月9日に設立したと発表した。同社は、産学連携事業を目的とし設立され、今後、東京を中心に大学の研究成果と企業との連携を模索していくこととなる。
2019/11/26 10:54

ディープラーニングの先駆的研究と実用化に貢献したヒントン博士に本田賞を授与
本田財団(石田寛人理事長)は18日、人工知能(AI)の機械学習手法の一つであるディープラーニング(深層学習)の先駆的研究と実用化に貢献したトロント大学名誉教授・ベクター研究所主任科学顧問のジェフリー・ヒントン博士に2019年の本田賞を授与した。
2019/11/20 19:06

どこでもサイエンス 第168回 科学が世界を救う、Dr.STONEはいいぞ!(少年マンガ・アニメ)
このところ、少年マンガ・アニメの「Dr.STONE(ドクター・ストーン)」にハマっております。ここでは私にとって何がいいぞなのか、お知らせする次第です。できっかな。
2019/11/20 08:00

電気と水からアミノ酸を高効率で合成 再エネの活用で環境負荷少なく
木質バイオマスを原料に、再生可能エネルギーから調達した電気と水を使って、アミノ酸を75~99%の高効率で合成することに成功した、と九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所の山内美穂教授らが発表した。反応効率はこれまでの報告の10倍以上という。アミノ酸の工業生産には大規模な設備が必要だが、再エネの活用で分散型・小規模の生産が可能になり、環境負荷を少なくすることが期待される。
2019/11/19 18:15

多彩な企画で「人間らしさ」考える 「サイエンスアゴラ2019」に5000人が参加し閉幕
あらゆる人に開かれた「科学と社会をつなぐ場」として3日間にわたり開催された国内最大級の科学フォーラム「サイエンスアゴラ2019」(主催:科学技術振興機構(JST))が17日閉幕した。14回目となる今回は「Human in the New Age ―どんな未来を生きていく?―」をテーマにした講演や展示ブースなど、140企画以上が展開された。東京・お台場地区の日本科学未来館とテレコムセンタービル、シンボルプロムナード公園の3カ所が会場となり、来る未来の「人間らしさ」「人間や科学技術の未来」を約5000人の参加者がともに考える3日間となった。
2019/11/19 18:15

「どんな未来を生きていく?」を問う「サイエンスアゴラ2019」が15日開幕
「Human in the New Age ―どんな未来を生きていく?―」をテーマに科学技術振興機構(JST)が主催する国内最大級の科学フォーラム「サイエンスアゴラ2019」が15日、東京・お台場地区の日本科学未来館で開幕した。サイエンスアゴラは今年で14回目。16日、17日は主会場をテレコムセンタービルに移し、3日間の会期中、基調講演やキーノートセッション、ブース企画など、合わせて140以上の多彩な企画が進行する。
2019/11/18 10:08

山形大とIBM、AIを活用して新たなナスカの地上絵を発見
山形大学の坂井正人 教授らの研究グループは11月15日、南米ペルーのナスカ台地とその周辺部で新たに人や動物などの具象的な地上絵142点を発見したこと、ならび日本IBMと共同でAIを活用することで新発見の142点とは異なる地上絵1点を発見したと発表した。
2019/11/15 16:20

宇宙でカレーをどう食べる?!金井宇宙飛行士に聞いてきました!(小熊みどり)
――ある日の未来館、国際宇宙ステーションの展示にて。宇宙食の展示を見ている来館者の少年との会話。宇宙食も種類が豊富になり、カレーやラーメンといった"日本の国民食"もあります。 おぐ...
2019/11/14 16:30

「Human(人)の未来」をテーマに「サイエンスアゴラ2019」が15日から3日間開催 どんな未来を生きていくか多様な視点から考える機会を提供
国内最大級の科学フォーラム「サイエンスアゴラ」が今年も「サイエンスアゴラ2019」として11月15日(金)から3日間、科学技術振興機構(JST)が主催して東京・お台場地域の日本科学未来館とテレコムセンタービルで開かれる。「アゴラ」は古代ギリシャ語で「広場」の意味で、「サイエンスアゴラ」は「科学と社会をつなぐ広場となり、両者の関係をより深めていく」ことを目指して毎年秋に開かれている。
2019/11/13 09:13

人類4台目の重力波望遠鏡、日本が誇る「KAGRA」がついに完成 第1回 重力波とはどんなもの? その特徴や観測の歴史をおさらい
2019年10月4日、岐阜県飛騨市にある神岡鉱山の跡地に、大型低温重力波望遠鏡「KAGRA(かぐら)」が完成した。KAGRAは「重力波」と呼ばれる時空のさざ波を捉えるための望遠鏡で、世界で4台目、アジア地域では初の重力波望遠鏡となる。これから世界の他の重力波望遠鏡との共同観測により、近年始まったばかりの重力波天文学、そしてそこに他の観測方法を加えた「マルチメッセンジャー天文学」を切り拓き、数々の宇宙の謎に挑もうとしている。
2019/11/12 08:00
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