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【パパ編】「分からないから」「何もできないから」はNG!? パパ目線で紐解く、双子の出産体験記

掲載日 

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SNSで人気を集めるママイラストレーター・ほかほか命さんとパパイラストレーター・ぷにぱぱさんによる連載「【漫画レポ】#新米ママパパの妊娠後期の準備時間 Vol.2」。この連載では、妊娠後期に準備しておきたいあれこれを、先輩ママ・先輩パパの実体験から考えていきます。今回はパパイラストレーター・ぷにぱぱさんによる「出産」時のエピソードです。

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ぷにぱぱさん

2才の双子の娘としっかり者のママ、双子の猫2匹の計6人家族のパパ。会社員をする傍ら、家族との日常を絵日記にして発信しています。

こんにちは、ぷにぱぱです!
第1回より読んでくださっている皆様、ありがとうございます! ぷにぱぱ家の出産について出産準備から綴ってきましたが、なんと今回が最終回! 陣痛や出産に関するお話……ということで、我が家の出産前日~当日のお話を紹介します。

最初から決まっていた予定帝王切開!?

妻は双子を身籠っていたため、始めから「予定帝王切開を行います」と担当医から聞いていました。

リスクの高い双子妊娠であるにも関わらず、妊娠後期の妻はトラブルなくとても安定していて、帝王切開の予定日である前日まで子どもたちの名前の命名書を手作りで作るなど、リラックスして過ごしていました。一方でお腹は破裂するんじゃないかと思うくらい前にせり出していて、重さも5キロに迫っていたので自由に動けず、まったり過ごしていたことが多かったです。

前日から入院し、朝一番に手術という予定だったため、付き添いで病院へ。担当医から手術や麻酔に関する説明を受けました。硬膜外併用麻酔を行うとのことで担当医の方からお話を聞いていたのですが、淡々と話を聞いている妻を横目に僕は「何を簡単に恐ろしいこと言うてますのん!?」と焦っていました(笑)。

万が一のこともある……と話す担当医の話も、恥ずかしながら後半は焦りすぎてよく覚えていません……。

下記は入院準備から出産までの流れの妻談です。

~我が家の入院準備から出産までの流れ~

・前日に入院


【手術当日】
・朝から、赤ちゃんの心拍確認の機械装着
・手術時間になり(朝9時)ベッドに寝かされ手術室へ移動
・5~6人のスタッフさんに囲まれ手術台に移動させられ麻酔、硬膜外併用麻酔
・意識はしっかりしているのに腹部の感覚が鈍くなり、手術開始から約20分で長女出生
・「おぎゃー」という声と聴いて「おお……」と思っていると顔の横に連れて来てくれる
・1分後次女出生。泣き声がせず不安に感じたものの、何らかの処置をされ泣き声聞こえる
・「産まれたんだ~」と思った後からは麻酔が効いたのか何も覚えていない。起きたら個室の天井が見えた


夫は信じてただ待つのみ

自分の不安とはよそに、帝王切開する側の妻の方がしっかりしていて逆に励まされました(笑)。「ここまできたんだから、私と先生たちを信じて産まれてくる子たちを待っててね」。そうなんだよね、夫はただ待つしかありません。何もできることはありません。無事産まれてくることを祈るしかありません。

不安でもあり、期待でもありこの時は何ともいえない気持ちになりました。きっとこれを読んでるプレパパも同じ気持ちではないでしょうか(笑)。そして帝王切開だったので、30分後にはもう産まれるとのことで……「そんなに早く産まれるものなの!?」と帝王切開だからこその不安も感じました。

ついに誕生!! ようこそ双子ちゃん!

妻が手術室へ入って行ってから約60分後、エレベーターから保育器に入れられた子どもを連れて来てくれて対面。双子にしては大きく、2人とも2,500グラムを超えていましたが、初めて目にする新生児は人の形をしたナニカ、といった印象でまだ呆然としていました(笑)。

もっともっと見ていたかったのですが2人とも肺に異常が見られたとのことで未熟児扱いになりすぐに酸素濃度の高い保育器へ入れないと……とのことで初対面は3分で終了。これが双子との初対面でした。

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大変なときこそ、お互いに会話を

赤ちゃんと対面した後は、なかなか妻が手術室から戻ってこず、またそわそわ……。40分近く経ってから戻ってきた妻は、真っ青な顔をして、まだ麻酔から目が覚めていませんでした。

目が覚めるまで付き添っていましたが、医師の話によると、出血が酷かったとのこと。全身に繋がれた管や、心拍モニターのエラー音がとても痛々しかったです。双子は未熟児室、妻は全身麻酔で意識もありませんでした。何もできずに見守るしかなく、改めて出産時に父親側ができることは本当に少ないなぁと痛感しました。

初めての妊娠で双子を授かり、よく分からないなか、ネットを使って情報を調べていた当時。でも、実際には体験するまで、正直いまいちピンときていませんでした。今回記事を読んでくださっているプレパパプレママの方も、きっと同じような気持ちなのではないでしょうか。

特に妊娠出産の体験は個人差が大きくあまり参考にならないこともあるかもしれません。でも、「分からないから」「何もできないから」といった思いで、何もしないのはNG。ママが求めている行動はそれぞれの家庭で違うと思いますが、そこはお互いに会話をして、理解し合うことが一番重要なんじゃないかと思います。どんなときにどんな行動が求められているのか、先輩パパの体験談を読んで実践するのも一つの手です。

特に新生児期のお世話は精神を削られることばかり。可愛いという思いだけではやっていけないこともあります。

我が家では、仕事終わりの週末に毎週2時間かけて妻の実家へ通い、双子のお世話をしていました。おむつ替えもミルクも、散歩もあやすのも、最初は妻にかなうところはなかったですが、そのうち真夜中のぐずりに妻より先に気付くことができるようにもなりました。双子が産まれて嬉しかったから率先して関わりたいと思ったのもありますが、妻に少しでも休んでほしいという思いもありました。

新生児期はより一層ママとたくさん会話をして、できることを探しながら育児をしていました。そのおかげか、妻自身も、産後気が荒くなるようなこともなく、よく笑ってくれました。

これから出産を迎えるパパ、ママになる方へ

出産前は、どんどん重くなるお腹に「もう無理苦しい!」と常に息を切らして過ごしていたので、帝王切開前は「やっと解放される」と思ったといううちの妻。そういった感覚を共有することはできないですが、夫婦でお互い向き合ってよく会話を重ねてきたからこそ、子育て3年目の我が家も、お互いを思いやり、ドタバタしながらも楽しい日々を送っています。

できることなら、出産前や産まれた後にもっと家族で写真を撮っておけばよかったと今回の記事を書きながら思いました。双子や僕だけ、妻だけの写真はあるけど一緒に撮った写真って結構少ないんだな、と。余裕がないと難しいですが……何度もあることではないので、ぜひ思い出に残してほしいと思います!

初めての出産を控えるプレパパプレママさんのなかには、楽しみな人、不安な人、さまざまいるんじゃないかと思います。でも、「こうしなければならない」ということはないんです。無理せず、気負わず、お互いに頼りまくって(笑)家族になっていけることを願っています。僕たちもまだまだこれから! 何か参考になる部分があれば嬉しいです。

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