はじめまして。ナイトプロテイン所属のヘルスケアコンサルタント、関川と申します。
今回はテストステロンの測定方法について詳しく解説します。
テストステロンといえば、ご存じの通り筋肉のつきやすさや脂肪の減りやすさ、男らしい精神力の強さや精力の高さなど、男性のパフォーマンスを決める重大な指標のひとつ。
最近ではSNSや動画サイトで「高ければ高いほど男として優れている」と紹介されることも多く、増やしたいと考える男性も多いはず。
逆に加齢や不摂生に伴い低下し、体型の変化やメンタルの不調、EDなど男性特有の悩みを引き起こすことも知られるようになりました。
そうなると、いったい自分のテストステロンがどのくらい高いのか、もしくはどのくらい低いのか……男性なら気になりますよね?
幸いなことに、従来は必ず病院で検査をする必要があったところ、現代では自宅で測定できる選択肢も登場しています。
しかし、選択肢が増えたことで「検査方法がいくつかあるけど何が違うのか?」「結局どの方法で計測するのが一番良いのか?」と、かえって迷いませんか?
今回はそれぞれのテストステロン検査方法による違いやメリット・デメリットについて徹底解説します。
テストステロン測定方法の大きな違い2つ
テストステロンの測定方法には、下記2つの点で大きな違いがあります。
- 測定場所の違い(病院 or 自宅)
- 検体の違い(血液or毛髪or唾液)
それぞれ詳しくお伝えします。
違い①:測定場所
テストステロン検査は主に「病院で医師の診察を受ける方法」と「自宅で検査キットを使う方法」の2つに大別できます。
①:病院
病院では、基本的に採血で血中のテストステロン濃度を測定します。
医師による診察を伴うため、結果によっては男性更年期障害(LOH症候群)の正式な診断を受けることや、その場での医療的なアドバイスを受けることも可能です。
また、はじめから薬剤によるテストステロン補充療法を検討している方は、病院で検査後、定期的に通院しながら治療を行うこともできます。
なお、補充療法中は血管や臓器に負担がかかることはもちろん、テストステロンの自己生成能力が低下することや、精子の数が激減するリスクも知られています。現役世代の方や妊活を検討されている男性は、医師と相談のうえ慎重に検討する必要があるでしょう。
デメリットとしては時間や場所、条件などの成約が強い点が挙げられます。
実はテストステロン値は起床時が最も高く、就寝時が最も低いという「日内変動」と呼ばれる変化があります。そのため、病院でのテストステロン検査は予約のうえで午前中に実施する必要があるのです。
さらに血液検査は採血した瞬間のテストステロンだけを測るので、前日に寝不足だったり、その時にストレスが強かったりすると、数値が一時的に低下してしまうことは考えられます。
メリット
- 医師による診断を受けられる
- その他医療的なアドバイスをその場で受けられる
デメリット
- 検査のために時間・場所的な制約が伴う
②:自宅(検査キット)
近年では自宅完結型の「テストステロン検査キット」も複数出ています。検体を採取して郵送し、ラボで分析を行うサービスです。
最大のメリットは、やはり病院に行く手間がかからず好きなタイミングで検査ができること。忙しい日々を過ごすビジネスマンや、病院に行くほどではないと考える方でも手軽にテストステロンを測定できます。
また、血液以外にも毛髪や唾液を用いた測定方法があるため、採血の注射が苦手な方も安心です。
デメリットは正式な診断として利用できない点や、正しい検査方法を守らないと精度が低下する点。逆に正しく使用すれば精度に遜色はないので、セルフチェックとして現在の状況を把握するために十分活用できます。
また、相談窓口や専門のサービスがなければ、病院とは異なり結果をベースにしたアドバイスなどは受けられません。現在何かお悩みを抱えており、改善のために相談をしたい方は、サービス内容をよく確認しましょう。
いきなり病院での検査を行うことにハードルを感じる方や、病院に行くほどじゃないけどテストステロンの値を知りたい方が手軽に試す用途でもおすすめです。
メリット
- 病院に行く時間がない方でも自宅で手軽にテストステロンを測定できる
- 病院での検査と比較すると価格が割安な検査もある
デメリット
- あくまでセルフチェックであり正式な診断としては使用できない
- 検査後に結果をもとに相談できるサービスは限られる
違い②:検体
次の違いは検体。実はテストステロンを測定するために提出する検体の違いで、検査の特性が大きく変化するのです。
一体どのような点が異なるのか、それぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。
①:毛髪
毛髪を用いたテストステロン測定は血液検査と比較すると新しく、近年注目されている測定方法です。
最大のメリットは、血液検査のようなその時々のテストステロン値ではなく、過去数ヵ月間のテストステロン平均値を知れる点。毛髪に蓄積した一定期間のテストステロンを計測するため、血液と異なり日内変動や一時的な行動の影響を受けない数値が測定できるのです。
本質的なテストステロンの保有量を確認するために最適な検体といえるでしょう。注目度が高まっていることからデータの蓄積も進んでおり、安定した数値をもとに統計的なテストステロン値との比較ができます。
さらに、後頭部の毛を10本程度切るだけで検査できるため、採血のような痛みやストレスなく検査を実施できるのも嬉しいポイント。おまけに検査費用も比較的安価で、コストパフォーマンスの面で優れています。
さて、ここまで万能のように思える毛髪での検査ですが、良い点ばかりではありません。デメリットとして薬剤の影響を受けやすい点は注意が必要です。毛髪は薬剤が蓄積されやすいため、血液検査では問題にならない薬剤でも影響が出ます。AGA治療薬やテストステロン軟膏などホルモンに関連する薬剤を使用している人は正確な結果が出せません。
また、当然ですが後頭部の毛髪がない方は検査ができないので、別の検体を検討することになります。
メリット
- 日内変動の影響を受けず直近数ヵ月の平均テストステロン値が知れる
- 血液検査の次にデータの蓄積が豊富
- 毛髪を切るだけなので痛みがなく検体の採取が楽
- 他の検査と比較すると検査費用が安価
デメリット
- ホルモンに関連する薬剤を使用している人は注意が必要
- 毛髪が採取できない方は測定できない
②:血液
血液は最も古くからテストステロン検査に使用されている検体です。
データの蓄積が最も豊富で薬剤の影響を受けにくいため、医師の診断や治療のための基準値として利用しやすい点がメリットでしょう。
一方で、血液中のテストステロンは日内変動やその時々のコンディションの影響などを受けやすい点に注意が必要。
病院での検査や検査キットを用いた自宅での採血は、基本的に午前中に行う必要があります。
メリット
- データの蓄積が最も豊富
- 薬剤を使用していても正確な数値を測定可能
デメリット
- 採血のために注射が必要
- 日内変動があるため時間的制約を伴う
③:唾液
最後に紹介する検体は唾液です。唾液を用いたテストステロン測定は、検体の採取が最も簡単という利点があります。
採血のような痛みがないのはもちろん、毛髪を切る必要もなく検査が簡単です。
唾液の検査もその時々のテストステロン値を測定するものなので検体の採取は午前中に行う必要はありますが、採血のような大変さは感じないと思います。
ただし他2つの検体より、データの蓄積が乏しい点や、少し値段が高い点がデメリットです。
とにかく楽に検査を行いたい方や、毛髪が無い方には選択肢となるでしょう。
メリット
- 検体の採取が最も簡単
デメリット
- 日内変動があるため時間的制約を伴う
- データの蓄積は他の2種と比較すると進んでいない
4種のテストステロン測定法のなかでどれがおすすめ?
ここまで場所と検体によるテストステロン測定方法の違いを紹介してきました。
気になるのは「結局どの測定方法が一番おすすめなのか?」という問題ですよね。
まずは選択肢をもう一度整理しましょう。病院やクリニックで検査キットを扱う例もありますが、基本的には採血で検査が行われます。
そうすると、テストステロンの検査方法は下記の4つが主な選択肢です。
- 病院での採血
- 血液を用いる検査キット
- 毛髪を用いる検査キット
- 唾液を用いる検査キット
次に比較すべき項目に移ります。
今回は各テストステロン検査で重視される下記4つの項目について整理をし、比較表を作ってみました。
- 手軽さ:時間・場所的制約を伴わず簡単に検査ができるかどうか
- 精度:データの蓄積が進んでいるかどうか
- コスト:安価かどうか
- 特長:各検査方法の優れた点
結果はこちら。
もちろんそれぞれに長所と短所はありますが、総合的には毛髪によるテストステロン検査キットが最もバランスが良い選択肢だと感じます。
時間や場所、条件を問わず検体を採取できる手軽さや、コスパの良さ、何より直近数ヶ月の平均的なテストステロン値を測定できる手法として唯一無二だといえるでしょう。
ただし毛髪での検査はホルモン関連の薬剤の影響を受けやすいというデメリットもあります。もし現在、ホルモンに関連する薬剤を使用しているなら、より安定して測定できる病院や血液検査キットがおすすめです。その他、初めからテストステロン補充療法を目当てにしている方や医学的知見のアドバイスが欲しい方は病院が適しています。
唾液はまだ新しい手法なので、今後のデータ蓄積や検査費用の低下に期待です。
ちなみに、ナイトプロテインブランドでも毛髪によるテストステロン検査キットの取り扱いがあります(テストステロンテスター)。特に弊社のサービスでは利用時から測定後までヘルスケアに関する無料相談をいつでも承っているのが特長です。
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まとめ:自分に合った方法でテストステロンを正しく測定しよう
今回は4つの測定方法の違いを紹介しました。どれかが劣っていることはなく、それぞれメリットとデメリットがあります。
医師による診察の必要性や薬剤の使用状況など、現在の状態やライフスタイルに応じて適した方法を選ぶことが重要といえるでしょう。
ただし、テストステロン検査に興味をもつ方は、おそらく測定することがゴールと考えていませんよね?
高い状態だった人は維持・強化するための取り組みを、低かった人は低下したテストステロンを戻して悩みを改善するための取り組みを検討するはずです。
そのためには測定方法だけではなく、テストステロンの高め方を学ぶことが大切になります。測定結果を参考にしながら適度な運動、良質な睡眠、バランスの良い食事やサプリメントの活用で高テストステロン男性を目指しましょう。
ちなみに現在テストステロン低下の自覚がある方は、どのような値だとしても改善を図りたいところですよね? だとしたら、無料でテストステロンが低下しているかどうかをセルフチェックしたうえで、いち早くテストステロン増加のための対策に取り組むのも一つの選択肢です。
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