「ふるさと納税」という言葉を見聞きしたことはあるけれど、「なにがどう良いのかわからない」「身近な同僚や友人との会話などで話についていけなかった……」など、そんな経験はありませんか? これまでふるさと納税をしたことがない人にとっては、興味はあっても、「どんな仕組みなの? どうやるの? なにがいいの?」なんて、今さら聞きにくいですよね。

そこで今回は、マイナビニュース読者会員約300人に、「ふるさと納税」の利用率からやっている理由など、リアルな声を調査してみました。初心者さんにもわかりやすく、申し込みの方法や返礼品の選び方などをわかりやすく解説していくので、ふるさと納税を始めようか迷っている人はぜひ参考にしてみてくださいね。

ふるさと納税をしたことがある人・ない人はほぼ半数ずつ

まず、「ふるさと納税をしたことがありますか?」という質問をしてみたところ、53.8%の人は「はい」と回答。

しかし、46.2%の人が「いいえ」となっており、まだまだやったことがない人も多いようです。

続いて、ふるさと納税をしたことがあると答えた人に、ふるさと納税をやろうと思った理由を聞いてみました。

最も多かった回答は、「返礼品に魅力を感じたため」。次に、「税金節約のため」が続き、そのほか僅差で「寄附金控除のため」「地域貢献のため」となりました。

ちなみに、ふるさと納税をしたことがあるという人を対象に「これまでに『長野県飯山市』にふるさと納税をしたことがありますか?」と質問をしたところ、「はい」が44.2%、とほぼ半数という結果に。実は「長野県飯山市」へ興味をもっている人や返礼品に魅力を感じている人が多いことがわかりました。

なぜ「長野県飯山市」に寄附をするのか、その魅力を紐解くため、印象を聞いてみたところ、下記のような声が挙がりました。

    自然/観光地について
  • 自然豊かで空気が清々しい印象を受ける
  • 山に囲まれた風光明媚な土地という印象
  • 長野県にスキーに行ったことがあるが、食事もおいしく、大好きな寺院も良いところがいっぱいあって良かった
  • 豊かな雪を利用したスキー場があり、宿泊施設などもよく整えられていると思う
  • 小京都とも呼ばれていて和風な景色が見られる場所

飯山市は、長野県内で最も低い千曲川沖積地に広がる飯山盆地を中心に、東西南北それぞれに見どころがあり、多くの自然資源に恵まれています。 また、江戸時代から続く寺町文化や斑尾高原・戸狩温泉などのスキー場、千曲川、北竜湖といった四季の変化とその折々の景観の豊かさも特徴と言えますね。

    食べ物について
  • 自然豊かな土地なので食べ物が美味しそう
  • 農作物の生産がたいへん盛んな都市
  • 米が美味しい
  • 蕎麦が美味しい
  • 信州そばや野沢菜など、これぞ長野という名産品に恵まれている

米食味コンクール国際大会に毎年複数名が入賞するという良質米生産地域でもあり、きのこの施設栽培、アスパラガス、キュウリ、ズッキーニ、大根、人参といった農業も盛んです。

また、飯山市には多くの蕎麦を提供するお店があり、まぼろしの蕎麦など魅力的かつ穴場なお店があり、蕎麦好きにはたまらないですね。

    その他
  • 電子部品のまち、マウスコンピューターがあるまち
  • 妊娠、出産一時金、丁寧な説明がされていて、子育てに手厚そう
  • 映画、阿弥陀堂だよりの舞台になった場所なので一度は足を運んで見てみたい

国内生産が売りの「マウスコンピューター」は飯山市の工場で作られています。

このように、「長野県飯山市」について自然や観光、食、企業など幅広く関心があるといった回答でした。

飯山市についてもっと詳しく

魅力を感じた地域を応援することのできるふるさと納税ですが、今度はまだやったことがない人にその理由を聞くと、下記のような結果となりました。

最も多かった回答は、「手続きが面倒だと感じるから」。次いで「資金的に余裕がないから」、「仕組みや利用方法がわからないから」と、手続きや仕組みがわからないもしくは寄附をする余裕がないといった意見が挙がりました。初めてだと何から始めたらいいのかもわからないので、途中であきらめてしまう人も多いのかもしれません。

そもそもふるさと納税ってどうやって始めるの?

実は筆者もふるさと納税を始めるまでは、似たようなことを考えていましたが、やってみると意外と簡単ということがわかり、それ以来ふるさと納税を続けて早10年になります。 そこでふるさと納税の流れと具体的なやりかたを紹介します。

Step1 控除上限額をふるさと納税サイトで簡単チェック!

2,000円の自己負担を除いた全額が控除対象となりますが、ふるさと納税の控除額には上限があります。その金額を超えるとその分“高いお取り寄せ”となってしまうので、節税効果を活かしたい人は要注意。 上限は所得や家族の扶養している人数などによって異なるので、各ふるさと納税サイトのシミュレーターを使って計算して上限の目安を計算します。また、控除が受けられるのは所得税や住民税を納めている人になるので、必ず納税者の名義で寄附と申請をしましょう。

  • ※こちらは「ふるなび」のシミュレーション画面です
    ※シミュレーション結果はあくまで控除上限額の目安となります
    より正確な金額を知りたい場合はお住まいの自治体もしくは税理士等にご相談ください

Step2 ふるさと納税サイトで寄附、寄附金の使い道と返礼品を選ぶ

ふるさと納税サイトとは「ふるさとチョイス」「ふるなび」「楽天ふるさと納税」など各自治体や寄附金額などから返礼品を探すことができ、そこからクレジットカードや二次元コード決済、ポイントなどで寄附ができる便利なサイトです。 寄附金額のおおよその上限がわかったら、応援したい自治体や欲しい返礼品を選びます。
例として、「長野県飯山市」の返礼品をみながら選んでみましょう。ふるさと納税サイトの「ふるなび」では、下記のような返礼品を選ぶことができます。

  • マウスコンピューター
    寄附金額:24~120万円

  • [生チョコの生みの親小林正和による手作り]生チョコ
    寄附金額:6,000円~

  • 雪解け水に育まれた、いいやまのお米(5キロ)
    寄附金額:8,000円~

※2023年11月17日現在
※サイトにより、掲載している返礼品が異なりますのでご注意ください

たくさん種類があり、どれにしようか悩みますね。返礼品の選び方のコツは、生チョコなどで【プチ贅沢】を楽しめるものか、コンピューターやお米など【実用性】のあるもの、などの基準で見ると選びやすいでしょう。
また商品を決めて寄附をする際には、寄附金の使い道を指定できます。

主な項目は、「地方創生・まちづくり」「自然・景観・観光」「教育・福祉・子育て」「農業・農産物生産振興」「2028信州やまなみ国民スポーツ大会」「ゼロカーボン推進(地球温暖化)」など。ご自身が望む使い道を選びましょう。

Step3 ワンストップ特例制度もしくは確定申告を選択する

ふるさと納税で寄附をすると、「寄附金控除(=節税対策)」を受けることができます。しかし、控除を受けるには、「ワンストップ特例制度」もしくは「確定申告」をする必要があります。寄附の際にどちらかを選択できるので、しっかりチェックしてください。
特に、「ワンストップ特例制度」は申請が簡単でおすすめですが、自分が利用できるか対象項目を確認しましょう。

※両方チェックが付いたら「ワンストップ特例制度」を利用できます

それ以外の自営業者の方や給与所得者の方でも、6自治体以上寄附をした方や、医療費控除など別途確定申告をする必要がある方は「確定申告」を選ぶと、後日確定申告時に必要な「寄附金受領証明書」が寄附をした自治体から郵送されます。

Step4 必要書類を提出もしくは確定申告をする

ワンストップ特例制度を希望した場合は、寄附をした翌年の1月10日まで、つまり、2023年分は2024年の1月10日必着で寄附先の自治体へ書類を提出しましょう。
「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」を入手する方法は、寄附先の自治体へ直接連絡して申請書をもらうか、ふるさと納税サイトからダウンロードもできます。必要事項を記入の上、寄附をした自治体へ期限内に郵送するだけです。

「長野県飯山市」では「自治体マイページ 」(初期登録が必要)からオンラインのワンストップ特例申請ができるので便利ですね。 「確定申告」は翌年の3月15日までに「e-Tax」や直接、最寄りの税務署で申告をしましょう。もし、ワンストップ特例制度の申請で書類提出を忘れても、「確定申告」をすれば大丈夫です。

Step5 税金が控除(還付)される

●ワンストップ特例制度の場合
控除上限額内で寄附した総額から2,000円分の自己負担額を差し引いた金額が翌年の住民税から減額される形で全額控除されます。
●確定申告の場合
控除上限額内で寄附した総額から2,000円分の自己負担額を差し引いた金額が、所得税からの控除(還付)と住民税からの控除を受けることができます。
※多くの方の場合、ワンストップ特例制度、確定申告どちらを選択しても控除額は変わりません

魅力を感じる自治体を応援しよう!

ふるさと納税は、地方と大都市の格差是正を目的に2008年に始まった制度です。応援したい自治体に寄附することで、自己負担額2,000円を除いた寄附金額によって、所得税の還付や翌年の住民税が軽減され、返礼品までもらえる素敵な制度です。
また、ふるさと納税を通してその土地に親しみや興味がわいて、旅行へ訪れたり、名産品をお取り寄せしたりなど、人と土地とを結び付けてくれる役割もあります。

今回、「長野県飯山市」の返礼品を紹介しましたが、「長野県飯山市」には風光明媚なスポットがたくさんあります。

「菜の花公園」は見渡す限り一面の菜の花に囲まれる絶景スポットで、5月には菜の花まつりのメイン会場となり、会期中には様々なイベントが行われます。また、夏にはひまわり畑に変身し、目と心を和ませてくれるでしょう。

そのほかにも、夏の「いいやま灯篭まつり」など、四季を通してイベントが行われています。特に「レストランかまくら村」は毎年1月下旬から2月下旬までの約1カ月間、雪で作られた20基ほどのかまくらが並び、その中で「のろし鍋」や飯山産コシヒカリの塩むすびを楽しめるなど、人気のイベントです。

また長野県は日本有数の豪雪地帯で、例年12月中旬から3月末までの4カ月間は一面の銀世界が広がり、スキーやスノーボードを楽しめるのも忘れてはいけません。

さらにこの11月に道の駅「花の駅 千曲川」にモンベル飯山店や、初心者の方でも挑戦できる飯山らしい遊び方や魅力を案内するビジターセンターが加わり、全館グランドオープンしました。

四季を通して魅力あふれる「長野県飯山市」。ぜひ「ふるさと納税」を通して実際にその魅力を味わってみてはいかがでしょうか。

「ふるさと納税についてのアンケート 」
調査時期:2023年10月10日~11日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 30~50代の男女合計303人
調査方法:インターネットログイン式アンケート

[PR]提供:飯山市