育児をするうえで最も気になることといえば、やっぱり「子どもの成長」ですよね。どうしたら成長を促せるのか、本やインターネットで調べるパパ・ママも多いでしょう。しかし、そのなかには信頼感のある情報から、思わず「ホントですか!?」と言いたくなるようなものまで、幅広い説が出回っています。

そこで今回、子育て中のパパ・ママが「ホントですか!?」と思っている説は果たして本当なのかどうか、子育ての専門家に聞いてみました。

今回答えてくれたのは……

竹内エリカさん
幼児教育者。日本キッズコーチング協会理事長。20年にわたり発達心理について研究し、これまで約15,000人の親子に携わる。発達支援では多動症・不登校の克服、運動指導では全国規模の大会で第1位他、14賞のコーチ実績がある。行動科学をベースにしたコーチングを活用し、お母さんや先生を対象に日本国内ほかアジアでも講演活動や育児相談を行っている。『一生を決める0歳から6歳までの育て方』シリーズほか著書多数。ラジオ『わくわく子育てCafé』パーソナリティ。ブログは こちら。

パパ・ママ776人に聞いた!育児にまつわる「ホントですか!?」

我が子が1歳を前にして立ち上がり、つかまりながらも歩き出したら親としては応援したくなるもの。よちよちと歩き出そうものなら感無量ですね。逆に、我が子がまだハイハイをしているのに、同じくらいの月齢のお友達がつかまり立ちをしていたら、少し心配になるものです。

つかまり立ちを覚えさせるよりも、ハイハイでしっかり進むように促した方がいいのか 答えはYESです。赤ちゃんの身体発達は上から下へ、中央から外へが基本です。つまり、首座りから始まり、胸を起こせるようになると、腰が座ってくる。これが上から下へ。全体でみると体幹ができて、手足が強くなり、指が器用に動かせるようになります。これが中央から外へです。

赤ちゃんは首、胸、腰の筋肉が充分に発達してからこそ、手足を自由に扱えるようになります。そして首、胸、腰のいわゆる体幹部分の発達を促すのに一番効果的な動きがハイハイ。「高ばい」といわれるヒザをつかないハイハイをするようになるまでは、充分にハイハイをさせてあげてください。きっと運動能力の高い子になるでしょう。

「やりたいようにやらせる」と聞くと、わがままな子になってしまうかも……と心配になりますよね。しかし、「やりたいようにやらせる」には、やりたいという好奇心と、やってみるという行動力が必要。この二つの要素は学びの力の原点ですから、答えはYESです。そして、養われるのは想像力というよりは「好奇心」と「行動力」になります。この学びの力さえ育てれば、自ら好奇心を持ち、行動する子に育ちます。たとえば机の上によじ登るのは、「登る」という身体的な成長の証。ティッシュを限りなく引き出すのは指先が成長している証なのです。

子どもの成長としつけは別もの。机の上によじ登ったら、「お行儀が悪いですよ」と言って階段を昇らせてあげてください。ティッシュで遊んでいたら「物は無駄にしてはいけませんよ」と言ってティッシュの空き箱に新聞紙をたくさん詰めて思いっきり引き出させてあげてください。学業でもスポーツでも楽しみながら努力できる子になるはずです。

「叱るより褒める方がいい」というのは、最近よく耳にする言葉です。「褒める方がいい」とはわかっているけれども、子育て中の親なら「叱らない子育て」など無理だと気付いているはずです。

何に対しても子どもを叱らない方がいい?答えはNOです。褒めるのが6割、叱るのが4割が効果的とも言われていますが、正確には好ましい行為は褒めて、正すべき行為は叱るのは当然です。

褒めるとは好ましい行為を継続するための言葉がけ、叱るとは好ましくない行為を改善するための言葉がけです。褒める時は「すごいね」「いい子ね」ではなく、「全部食べられたね」と具体的に褒めます。叱る時は「なんで散らかすの?」ではなく、「片付けてね」と的確に好ましい行為を指摘します。正しく褒めて、正しく叱るよう心がけましょう。

授乳や子どもの食事に関する「ホントですか!?」

卒乳の平均的な時期は1歳〜1歳半といわれています。早い子もいれば遅い子もいますが、2歳、3歳になっても卒乳できないとさすがに不安になりますよね。実は授乳には大切な二つの要素があります。ひとつは栄養を摂取するための授乳。2つ目は心の支えとしての授乳です。

離乳食が進み、授乳の必要がなくなれば卒乳の時期です。これが1歳〜1歳半。まずはこの時期の卒乳を目指しましょう。ところが、授乳にはもう一つ、親子の絆を育む意味合いがあります。授乳という行為は赤ちゃんにとって心の安定剤。その意味で赤ちゃんが必要としているなら、2歳くらいまであげても大丈夫。つまり、答えは栄養学的にはNO、心の支えという役割を含めるとすると総合的にはYESです。

授乳をしていて「もうやめてほしい」と思ったらやめ時です。自分の感性を信じて、愛おしいと思う限りまであげてみてもよいでしょう。

「ミルクは3時間おきに」などと言われますが、3時間たたずにすぐに欲しがる赤ちゃんもいれば、すやすやと寝て一向に起きる気配なしなんて赤ちゃんもいますよね。新米パパ・ママにとっては判断が難しいものです。

子どもが起きたらすぐにミルクを与えた方が良い!?答えはNOです。もちろん、赤ちゃんが寝ていたら起こしてまであげる必要はありません。睡眠に関する育児本の情報は、あくまでも目安。親として赤ちゃんの様子を観察しながら、お腹が空いていそうならミルクをあげるようにするのが基本です。「3時間おきではなく4時間おきだわ」「寝起きは20分くらい抱っこの方がよさそう」なんて、我が子の特徴を感じとれたら父親・母親として1歩前進です。

赤ちゃんの機嫌を左右するのは、睡眠、排泄、授乳の3つ。目が覚めてまず機嫌が悪ければ、オムツが濡れていないか確認してから授乳してあげましょう。一般的な知識に流されず、「お腹が空いてそうだな」と察する感性を大切にしてください。


今回紹介した以外にも、「ホントですか!?」と思う情報はたくさん。迷ったときにはお子さんの様子をしっかりと見ながら、自分の感性を大切にしてみてくださいね。

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(※)12~36ヵ月の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」推奨量、および12~36ヵ月の「平成28年度 国民健康・栄養調査」摂取量中央値より算出

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【パパ・ママご意見募集】育児にまつわる「ホンマでっか!?」エピソード
調査時期:2020年10月19日~2020年10月27日
調査対象:マイナビニュース会員(子どものいる男女限定)
調査数:776名
調査方法:インターネットログイン式アンケート

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