■みゆたんおすすめ漫画その3

『弱虫ペダル』渡辺航/秋田書店

『弱虫ペダル』作品紹介
アニメやゲームが大好きな小野田坂道は、小学生の頃から片道45キロある秋葉原までママチャリで通っていたオタク少年。千葉県立総北高等学校に入学した坂道は、同学年の今泉俊輔や鳴子章吉との出会いで「自転車で速く走る楽しみ」を知っていく。坂道は総北高校自転車競技部として、箱根学園や京都伏見高校といった強豪校とロードレースで死闘を繰り広げていくことになる
『弱虫ペダル』の立ち読みはコチラ

――『弱虫ペダル』も久保田さんが大好きなことで有名ですね。

ハマったのは結構遅かったんですよ。40巻くらいの時かな? 自分でも読んだらハマるであろう漫画タイトルベスト3には入っていましたね。


――2年くらい前にもTwitterで「ハマりそうで怖くて読めてない」と言っていましたね(笑)。

読んだら案の定ハマってしまいました! もともと真剣に部活をやっていなかったタイプなので、「こういう青春があったらいいな」と自己投影しながら読んでいます。『弱虫ペダル』は自転車競技なので、チームでも個人でも戦うところが魅力のひとつですね。レースによっては一人ひとりの戦いでもあるので、好きなキャラを選ぶのが大変でした。


――結構推しキャラが変わっていましたよね。

私、すぐ推しが変わるんです!


――最初は田所(迅)先輩で。

巻ちゃん(巻島裕介)にいって、福(福富寿一)ちゃんにいって……。いまは手嶋(純太)先輩が格好良くなっちゃって。長く続いている漫画はずっとキャラクターの成長を追えるのがいいところですね。『弱虫ペダル』は学年も上がってキャラクターもどんどん増えるから、好きになるキャラクターの幅も広がっていきます。続けて読むと気付かないんですけど、1巻と最新の47巻を比べてみると、「絵がめっちゃうまくなってる!」とか、そういう楽しみ方もあるなって。


――そんな中で一押しのエピソードは?

ドラマがありすぎて迷っちゃうんですけど、やっぱり王者箱根学園の前主将・福ちゃんと、総北高校前主将・金城(真護)の過去話ですね。


――福富がある事件を起こしてしまうエピソードですね。

はい。福ちゃんはそれを乗り越えて、もう一度金城と戦うというまっすぐなところが青春だなあって。


――他の部員に見せる顔と、お互いに見せる顔が違うのがいいですよね。主将同士の関係性というか。

なんともいえないですよね。金城はライバルだけど、いなかったら福ちゃんも成長できなかったし、お互いああいう過去があるからこそ、より努力して強くなっていくんだなって。あの関係性はたまらんです。


――以前ラジオで「おみやげに温泉まんじゅうを持っていくシーンがいい」と語っていましたね。ギャップ萌えで。

そうです! かわいいですよね!


――そして、1月からTVアニメ『弱虫ペダル NEW GENERATION』も放送中ですし、いままで作品に触れたことがなかった人は、これをきっかけにアニメを観て、漫画を読んでもいいですね。

はい、私が好きな手嶋先輩もメインで出ていますしね!『弱虫ペダル』は男女問わず読める漫画だと思います。私がラジオで『弱虫ペダル』について語っていたら、マネージャーさんも読みはじめて、ファンの方も「読んだよ」ってお便りをくれるようになりました。作品としては女性ファンが多いんですけど、キャラクターが成長していく青春の姿は、学生時代、部活に打ち込んでいた男性はなおさら熱く感じると思います。ぜひぜひみなさん読んでほしいですね。そうしたら私が語れるので(笑)。


『弱虫ペダル』渡辺航/秋田書店
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――「漫画を読む前に必ず飲み物を用意する」というようなこだわりってありますか?

うーん、むしろ無ですね。ひとつのことに集中するとそれしかできなくなってしまうんです。一日中ゲームをしたり、漫画を読んだり、集中しちゃうと飲み物すら飲まなくなるんですよ。


――「漫画以外いらない」ですね。

!ほんとにそうです。一日中読んでいられます!


――かつてはそういう日も……?

ありました(笑)。最高ですよね。以前、友だちから何十巻も続いている少年漫画を借りたんですけど、それを積み上げてコタツで読みながら一日中過ごすとかも。何冊読んでもまだ続きがあって、終わらないところが幸せなんですよ~。


大好きなくまのプーさんの「もっちぃもっちぃぬいぐるみ」を抱えて漫画を読むみゆたん。至福の時間です

――「こんなに読んだけど、まだある!」という。自宅ではどういったシチュエーションで漫画を読んでいるんですか?

ローソファに寝転んで、背もたれのところに足をひっかけて……だらしない格好ですね(笑)。私の部屋の配置ってコタツ、ソファ、本棚の順番になっているんですよ。コタツとソファの間に座って、後ろの本棚に手を伸ばして本を取って読んで……を繰り返している時間が一番至福ですね。それと、「あとは漫画を読んで寝るだけ」という時にベッドで読むのも好きですね。


――最高ですね。でも、寝落ちしちゃいそう。

コタツで寝落ちするのはがんばって阻止しようと思っているんですけど、ベッドで寝落ちはしちゃいますね。本を下敷きにしてしまうこともあって、顔にあとがついちゃったり、本も折れちゃったりするので、これもなんとか阻止したいですね!


すやすや……


■みゆたんおすすめ漫画その4

『恋は雨上がりのように』眉月じゅん/小学館

『恋は雨上がりのように』作品紹介
高校2年生の橘あきらが密かに想いを寄せている人物、それはアルバイト先のファミレス店長・45歳の近藤正己。感情を表に出すのが苦手でクールに見られる彼女だが、日々、店長への恋心をつのらせていた。アルバイト中に起きたある出来事をきっかけに、物語は大きく進展していくことになる
『恋は雨上がりのように』の立ち読みはコチラ

――おはようございます。次は『恋は雨上がりのように』。

大好きー!


――普段はあまり恋愛漫画を読まないんですよね。

昔は少女漫画とかも読んでいたんですけど、いまはあまり読まないですね。『恋は雨上がりのように』は表紙買いです。絵がすごく好きで、とくに青色の使い方がとても綺麗なんですよ。内容も、女子高生の(橘)あきらちゃんが45歳のおじさんに恋をするというお話で、このムズムズ感がいいですね。女の子にもおじさんにも過去があって、一人ひとりにしっかりとしたストーリーがあって、人間ドラマとしても面白いんです。男子が読んでもキュンキュンする気がします。


――わかります。おじさんになるごとにキュンキュンしそうですね。

ですよね! 店長と同じくらいの40歳くらいの人にもおすすめしたいです。「こんな子に好かれて―」って私も思いますし。あきらちゃんは基本的にツンツンしているけど、店長の前でだけ見せるデレがすっごいかわいいんですよね。


――店長はそのデレをまともに受け止められないし、その資格があるのかって悩んじゃうんですけど、そのむずがゆさがいいですね。

少女漫画だと、主人公が惚れる男の子ってみんなの憧れの先輩だったり、王子様だったり、格好良い男子が多いんですけど、『恋は雨上がりのように』はそうじゃないですもんね。店長はズボンのファスナーが開いていたり、10円ハゲが出来ていたり、そういうおじさん要素が人間ドラマをさらに引き立てていますね。


『恋は雨上がりのように』眉月じゅん/小学館
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