人類とサイロンの戦いを描いた重厚なドラマに注目!

ということで、遅くなりましたが序章の内容を説明していくことにしましょう。

本作の舞台となるのは、地球とは異なるどこか遠い宇宙の果て。

コロニーと呼ばれる12の惑星に植民する人類はより快適な暮らしを送るため「機械生命体サイロン」を創造しますが、やがてサイロンは人間を抹殺の対象とみなして謀反を起こします。このサイロンのデザインが個人的にはぶっちゃけダサいのですが、そんなこと書くと怒られそうなのでやめときます。書いたけど。

長きにわたった両勢力の戦争は、やがて休戦へ。

サイロンは宇宙の彼方へと去り、やっと人類に平和が訪れたかに思われました。

えーと。

さっき"これから序章の説明をします"とか書きましたけど、ここまでが序章の序章、つまりオープニング前に押さえておくべき知識でした。……いやいや! どんだけ詰め込み教育だよ! もっと初見のハードル下げろよ!

……それでは気を取り直して、今度こそ序章のあらすじに移ります。

休戦から40年。

再び姿を現したサイロンによる突然の核攻撃を受け、何十億人もいた人類はわずか5万人を残して全滅してしまいます。

生き残った彼らは、唯一サイロンの攻撃を免れた宇宙空母ギャラクティカ率いる艦隊に身をよせ、はるか彼方にあるという伝説の惑星・地球を目指して長い旅に出るのでした……。

このあらすじだけ聞くとなんだかものすごく現実離れした話に思えますが、登場人物の心理描写やリアルな人間関係などがしっかり描かれているおかげで視聴者も抵抗なく物語に共感することができるはずです。

なんかもうドロドロです

……というか、むしろ人間関係こそがこのドラマの肝と言っても過言ではなく、おまけにどいつもこいつも心に何かしらのしこりを抱えたやつらばかりなので、見ているこっちが疲れてしまいます。

心にしこりゴリゴリな登場人物とは? ――続きを読む――