ピュアなすごさ

先日は台風上陸か? の大阪に、新幹線で向かいましたよぉ。たまたまひとり旅みたいになったので、iPodで音楽を聴きながら、さぁコラム書くぞぉなんて意気込んでみたものの、窓から見える景色や、久々の大阪に行くんだわ! なぁんて考えていたら、あっという間に大阪に着いてしまい……。結局、このコラムを書いている今はアニソングランプリの福岡、大阪、東京の予選終わりで、その興奮冷めやらずな感じで書いています。

いやぁ。
すごかったぁ♪

みんなパワフルでしたが、ご当地によって雰囲気も違いましたよぉ。福岡は堀江美都子さんとご一緒させていただいたのですが、いつも男子ばかりの中で審査することが多かったのですが、やはり女子同士って違いますね(笑)。審査している間も、堀江さんが声をかけてくださり、私までアドバイスをいただいたような感じで、とっても嬉しかったです。

今回のイベントは、こちらが緊張してしまうぐらいの大御所の先輩とご一緒させていただいたのですが、そんな大先輩から声をかけてくださるのってとても嬉しい、幸せなことだな、と感じました。自分から話題をつくり、声をかけるのって簡単ではないですよね? そんなところも勉強になったなぁと思いました(はい、ビビらず、がむばりますっ)。そんな私と比べて今回の出場者のみなさぁん、緊張はしているものの思いっきり前向きなパワーで歌っていましたよ♪

これに対して私の審査基準は……これはもうムズカシイですね。完成されたすごい方、声に輝きがある方、初々しい方、パフォーマンスでインパクトのある方、堂々としている方、それぞれ魅力的でしたよぉ♪

で、あえて言うなら(言うんじゃぁ～ん)、即戦力ももちろん大事ですが(来年アニソンシンガーデビューですからね)、初々しくてピュアで可能性を秘めている方! そんな方が魅力的だなぁ、なんて思ったりしました。でも、今回全国を見てきて、出場しているみなさんは年齢に関係なくピュアな方が多かったなぁ。ピュアで歌うことが大好きだからこそ、みんなキラキラな瞳で歌われている……それが印象的でしたね。

さあ、残すところは決勝大会ですよぉ。各地の優勝・準優勝者、そしてワイルドカードに選ばれた方から2名、決勝へ進むことができます。で、私の意見ですが、各地の優勝・準優勝者だからといって有利ではないと思うんですね。ワイルドカードの方が優勝する可能性も大いにあると思っています。私もどちらかと言うとワイルドカード出身者なので?(笑)。この模様はアニマックスで視聴できますので、放送日時をチェックして熱い夏を感じてください。8月1日は決勝ですので、ぜひZEPP東京に生の感動を味わいに来てくださいね。

さてと、久々に夢のあしあとのお話を。

超有名プロデューサーの朝本浩文さんに出会い、曲を書いてくださいと頼んだ私。どうやら朝本さんは社交辞令だと思って「いいよ」と、その場の雰囲気で言ってくれたようでした。しかし、脳みそクルクルな私にそんな大人の社交辞令が通じるわけもなく、さっそく連絡してみました。

私「あのぉ、こないだお話した件なんですけど、曲書いてください」
朝「いやぁ、君の歌ちゃんと聴いたことないからなぁ(遠まわしに断る態勢)
私「あ、はい、わかりました。自分で歌ったテープ送りまぁす(全然気づかずその後、テープを郵便で送りつける)」
朝「いやぁ、君の書いた歌詞見たことないからなぁ(遠まわしに断る態勢)」
私「あ、はい、わかりました。歌詞送りまぁす(その場ですぐFAXにて歌詞を送りつける)」
朝「いやぁ、さすがにね、デビュー決まってなくても曲つくるなら、ちゃんとスタジオとかに入ってデモつくらないと意味ないから」

さすがにスタジオは、素人の子には取れないであろうと思ったみたいです(スタジオでレコーディングするには、スタジオ代のほか、エンジニアさんが必要になったり、とてもお金がかかる作業なんです)。はい、私、悩みましたよぉ。その前に断る口実だと気づけば良かったんですが(笑)。

私「わかりました。スタジオ取れるか考えます……ってか、スタジオで録音しましょう(そんな感じで答えたと思います)」
朝「わかった……」

まぁ、そう言うしかないですよね(笑)。そんな半ば強引な約束で曲を書いてもらうことに。ところがスタジオなんて知らないし、もちろんそんな費用を払うお金も持っていない。どうしよぉ～!? そう思い、考えつきました。「(あ、そうだ! 『ASAYAN』以前に預かってもらっていたレコード会社のディレクターに言ってみよ～)」っと。

私「あのぉ、朝本さんって人が曲書いてくれるんだけど、スタジオとかどうにかなりませんか?」
ディレクター「え? あの、あの朝本さん!? 由美、なんてことしてるんだ! あの朝本さんに曲なんか頼んだら、いくらかかってると思ってるんだぁ～!!」

はい。そんなこたぁ知りませんよぉ。知りませんでした。スタジオどころか、そんなすごい人にデモテープを頼んじゃう由美はなんてことを!! みたいな感じでありました。あはは。ピュアなすごさはそこにあると思っています(笑)。この濃いぃ～お話はまた♪
See you soon love xx.