2026年の幕開けから約1週間が過ぎて世間が通常運転に戻る中、結婚発表ラッシュがあったエンタメ界にも同様のムードが見られる。
あらためて25年12月を振り返ると、民放各局の音楽特番に加えて、『M-1グランプリ』(ABCテレビ・テレビ朝日系)、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の「名探偵津田」、『アメトーーク年末6時間SP』の「アメトーーク大賞」(テレ朝系)、『第76回NHK紅白歌合戦』(NHK)などでX(Twitter)のトレンドを席巻するなど、テレビ番組が存在感を見せていた。
一方、年をまたいだ正月三が日はどんな番組が放送され、どんな傾向が見られたのか。26年にテレビ業界が向かうべきところも含め、テレビ解説者の木村隆志が掘り下げていく。
26年元日で顕著だった傾向とは
まず正月三が日のゴールデン・プライム帯で放送された民放各局の番組をあげていこう。
日本テレビ系が『お正月Golden SixTONES!!』『月曜から夜ふかし元日SP』、『はじめてのおつかい新春3時間SP』、『金曜ロードショー「千と千尋の神隠し」』、『笑コラ新春3時間SP』、『完全密着!箱根駅伝 204台のカメラがとらえた歓喜と涙の舞台裏』。
TBS系が『バナナサンド元日SP』、『ドリーム東西ネタ合戦』、『それSnow Manにやらせて下さい 新春フレンドパークSP』、『ニノなのに新春SP』、『ニンゲン観察モニタリング新春SP』、『マツコの知らない世界新春SP』。
テレ朝系が『芸能人格付けチェック!』(ABCテレビ制作)、『相棒season24元日スペシャル』、『新春ドリームバトル2026 木梨憲武のスポーツKING!』、『2026年新春開運スペシャル 霊峰富士山のすべて 世界を魅了する絶景と謎』、『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん サンドが芦田愛菜を連れ仙台に里帰りSP』、『夫が寝たあとに 新春2時間SP~紅白歌手ちゃんみなとのママ会~』。
テレビ東京系が『所さんのそこんトコロ!超特大SP』、『テレ東の人気企画を世界のテレビ局がやってみた!』、『池上彰とイモトアヤコ 2026年はこうなる!』、『家、ついて行ってイイですか? 新春2時間SP』、『出川哲朗の充電させてもらえませんか? 新春SP』、『風磨とチョコプラのふちど~るMAP』。
フジ系が『クイズ$ミリオネア』、『有吉弘行の超なるほど!ザ・ワールド』、『爆笑レッドカーペット2026新春』、『笑いの総合格闘技!千原ジュニアの座王新春SP』(カンテレ制作)、『BABA抜き最弱王決定戦2026新春SP』、『119エマージェンシーコール2026』。
26年の三が日で最も目についたのはクイズ・ゲーム系企画。ゴールデン・プライム帯だけで『お正月Golden SixTONES!!』『バナナサンド元日SP』『それSnow Manにやらせて下さい新春フレンドパークSP』『芸能人格付けチェック!』『クイズ$ミリオネア』『有吉弘行の超なるほど!ザ・ワールド』『BABA抜き最弱王決定戦2026新春SP』が放送された。
また、1日昼に『おしょうバズTV』(テレ朝系)、3日昼に『センビキ』(中京テレビ・日テレ系)。さらに4日昼にも『スマホで参加クイズ!国民番付』(テレ朝系)という生放送のクイズ番組が放送されている。
もともとこのような傾向はあったが、『芸能人格付けチェック!』の成功が続いていることでさらに加速。とりわけ13年ぶりに復活させた『クイズ$ミリオネア』や、昨春にレギュラー放送がスタートしたばかりの『Golden SixTONES』を元日ゴールデンに編成したところにクイズ・ゲーム優先の戦略がうかがえた。
古くから日本には、すごろく、かるた、福笑いなどの家族・親族・友人で楽しむ正月遊びがあったが、テレビのクイズ・ゲーム番組がその代替となっている。特にクイズ番組は2択や4択などで老若男女を問わず参加しやすいものが多く、家族・親族・友人で楽しく競い合える気軽さが前提と言っていいだろう。
