列車に車内販売があるように、飛行機にも機内販売がある。国際線では免税品、国内線では航空会社のグッズなど。LCCでは飲み物も機内販売だし、軽食も買える。座席ポケットのカタログを見ても楽しい。ところで、一部の航空路線では鉄道のチケットもお得な値段で買えるという。

  • 「スカイライナー」のチケットは航空機内で買ったほうがお得な場合も

その筆頭は京成電鉄の「スカイライナー」。成田空港アクセス特急だけあって、航空路線と積極的に連携している。成田空港に到着するLCCのバニラエア、ピーチ、春秋航空日本、タイエアアジアX、ジェットスターの各社が、機内で成田空港駅・空港第2ビル駅から日暮里・上野行の片道用クーポン「スカイライナーバリューチケット」を販売している。値段は大人2,200円・小児1,100円。駅で買うと大人2,470円・小児1,240円だから、大人は270円、小児は140円お得になる。

ささやかな割引とはいえ、家族やグループで利用した場合は見過ごせない値引き額となる。訪日外国人向けに東京メトロのフリーきっぷをセットした「Keisei Skyliner&Tokyo Subway Ticket」もある。ただし、機内で受け取ったクーポンでは乗車できないので要注意。成田空港ターミナル内の京成電鉄乗車券発売カウンターやスカイライナー券発売カウンターに行き、座席の指定を受けたきっぷと交換する必要がある。

また、上り「スカイライナー」は成田空港駅22時30分発が最終となるため、成田空港到着が21時以降となる航空機内では販売しない。「まだ1時間半もあるじゃないか」と思うけれど、預けた荷物をピックアップする時間もあるし、そもそもLCCの駐機場はターミナルビルと離れている場合もあるから、この時間差は妥当だろう。

「スカイライナーバリューチケット」は新千歳空港に設置された自動発行機や、西鉄福岡(天神)駅チケットカウンターでも購入可能。札幌(新千歳)発・福岡発のLCCに乗るけれど「機内では眠って過ごしたい」とか、夜の便で預ける荷物がなく「到着後、速やかにスカイライナーに乗れる」と思うなら、あらかじめ購入しておくと良いだろう。

ただし、西鉄福岡(天神)駅チケットカウンターの営業時間は8~14時。どうしてそんなに早く終わってしまうのかと思ったら、なんと西鉄福岡(天神)駅チケットカウンターは15時からベーカリーになってしまうそうだ。なお、チケットカウンターの営業時間外も、駅事務室で購入できるとのこと。

「スカイライナー」のチケットを扱うLCCの中には、他の地域の鉄道きっぷを売っている会社もある。ピーチとジェットスターは関西空港到着便の機内で南海電鉄の難波駅行のチケットを販売。乗車券は100円引き、乗車券+「ラピート」は300円引き。ピーチは羽田空港到着便で京急電鉄の品川・横浜行乗車券を販売。韓国の仁川空港到着便では、仁川空港鉄道のソウル行き乗車券を販売する。ジェットスターは中部国際空港到着便で名鉄の乗車券を販売している。

座席指定列車の場合は、機内でチケットを買っても、改めて鉄道会社の窓口で座席指定の手続きが必要になる。機内で座席指定までできたらもっと便利になるだろう。

また、ここでは鉄道に絞ったけれども、LCCは空港と都市部の連絡バス、連絡船のチケットも販売している。LCCに乗る場合、到着空港から公共交通機関を利用する場合は、機内で買ったほうがお得。これは覚えておきたい。