グルメやショッピング、観光など旅の目的はさまざまだが、季節に照準を合わせる旅もなかなか面白い。日本列島が寒気に包まれるこの時期、"究極の冬"を求めて北海道や東北、北陸方面に出かけるのもいいし、寒さを逃れて沖縄や九州に足を伸ばして"南国の冬"を体験するのもまたオツなもの。特定の季節にしか楽しめない味や体験を求めて、いざ旅に出よう。

魚介類&スイーツ、冬の北海道を食べ尽くす!

夜空を照らす漁火の灯りが望める、函館の寿司店「木はら」では選び抜かれた海の幸が待っている (写真はイメージ)

冬の味覚といえば海産物が真っ先に頭に浮かぶ人も多いだろう。バラエティに富んだ海の幸が味わえ、しかもおいしいところといえば、やはり北海道をおいて他にはない。冷たい水にさらされた魚介類は皮下脂肪をたっぷりと蓄え、冬にはその旨さを倍増させるのだ。タラバガニを筆頭に、キンキ、タラ、ヤリイカ、カキ、ホタテなど、市場には旬の魚介類がずらりと並ぶ。刺し身や寿司で食べるのもいいが、この季節は温かな鍋もまた絶品だ。

新鮮な魚介類をたらふく味わった後は、デザートも楽しみたい。北海道はスイーツ天国でもある。老舗の六花亭から首都圏でも人気のルタオまでスイーツショップのレベルは高く、和菓子から洋菓子までバラエティ豊かな味が楽しめる。滞在中にカフェで味わうもよし、おみやげに買い求めるもよし、人気の味を堪能しよう。(北海道の美食を堪能するならこちら)

まろやかな味わいが人気のチーズケーキ「ドゥーブルフロマージュ」で有名なルタオのスイーツ (写真はイメージ)

スノースポーツ&イベントで冬を満喫する

富士山に似ていることから「蝦夷富士」とも呼ばれる、ニセコのシンボル・羊蹄山 (写真はイメージ)

冬のスポーツの代表格といえばスキーにスノーボード。1980年代後半にピークを迎えたものの以降は衰退気味だったスキー人気が、昨年あたりからじわじわと復活し始め、「今年は久々に家族一緒にスキーでもやるか!」という30~40代も増えているとか。そんなスキー復活組におすすめなのが北海道。ニセコを筆頭に北海道のスキー場はその雪質の良さで知られ、滑りやすいことこのうえない。久々のスキーという人も、初めて滑るという人も、そのレベルに合わせて楽しめるはずだ。

さらに、スキー&スノーボード以外にも冬ならではのアトラクションを体験できるのが北海道のいいところ。スノーシューをはいてのトレッキング、豪快なスノーモービルやスノーラフティング、湖上でのわかさぎ釣り、かまくら作りなど、大人から子どもまで誰もが冬を全身で満喫できる。(アクティブに北海道の冬を楽しむならこちら)

湯どころの九州で冷えた身体を温めよう

木枯らしの冷たさが身にしみるようになると、どうしても行きたくなるのが温泉だ。日常を離れてゆったりと過ごすのであれば思い切って少し遠くへ行ってはどうだろう。たとえば、九州。大分の別府温泉や由布院温泉、熊本の黒川温泉、鹿児島の指宿温泉など、名湯と呼ばれる温泉が目白押しだ。

熊本・山あいの宿「山みず木」。混浴の「幽谷の湯」、女性用露天風呂「森の湯」など日頃の喧騒から離れたゆとりの時間を楽しめる (写真はイメージ)

そんな中でも話題性が高いのは長崎だろう。2010年の大河ドラマは坂本龍馬を主役にした『龍馬伝』。長崎市内には坂本龍馬ゆかりのスポットが点在し、盛り上がりを見せている。龍馬スポットを観光した後は雲仙温泉へ。ここは硫黄を含んだ強い酸性泉で知られ、やや熱めの湯に浸かれば日頃の疲れもとれるはず。また、坂本龍馬が新婚旅行で訪れたという鹿児島の霧島へ足を伸ばすのも一興。寺田屋事件で負った傷を癒すために湯治した塩浸温泉は、ひなびた雰囲気が魅力だ。(九州の湯めぐりで日頃の疲れをとるならこちら)

赤い熱泥を噴出する別府「血の池地獄」も必見 (写真はイメージ)

今年は「龍馬弁当」など龍馬にちなんだメニューも数多く登場している (写真はイメージ)

暖かい冬が実は行き時! 沖縄を再発見する旅

エメラルドの海が広がる万座毛は沖縄でも有数のダイビングスポットだ (写真はイメージ)

とにかく寒いのはダメという人はもちろん、暑いのが苦手で南国には行きたくても行けないという人にもおすすめなのが、冬の沖縄だ。沖縄といえば「夏」のイメージ。冬に沖縄に行くなんて……? と思うだろうが、これが意外に楽しいのだ。なにより暖かいのがいい。1~2月の平均気温は17~18度くらいで、縮こまらず汗もかかずに行動できる。さらに、オフシーズンということもあり、旅行料金が比較的安めなのもうれしいところ。

冬の沖縄でぜひ見て欲しいのがリゾートホテルのイルミネーション。いまや冬の沖縄の風物詩とも言えるほどで、各地で幻想的な光景が広がる。また、ホエールウオッチングも冬ならではの楽しみ。1~3月にかけてザトウクジラが慶良間諸島へと南下してくるのだ。1月中旬からはヒカン桜も咲き始め、訪れる人の目を楽しませてくれる。(沖縄の暖かい海と自然に会いに行くならこちら)

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