赤い車体が鮮烈な6600系。ステンレス車体の4000系への更新で引退することに

「瀬戸電」の愛称で親しまれる名鉄瀬戸線から、30年以上にわたり活躍してきた6600系が引退する。引退日は3月3日の予定で、同日には記念ラッピング装飾を施した6600系による「さよなら運転」を実施。尾張旭検車区にて記念撮影会なども行われるという。

列車情報

名古屋鉄道 6600系

基本情報

名鉄瀬戸線の栄町駅への乗入れが実現し、1500Vに昇圧された1978(昭和53)年にデビューした車両。同路線の新造車は1936(昭和11)年以来、じつに42年ぶりだったという。現在も名鉄の各路線で活躍する片側3扉の6000系に準じた車体で、車体前面に「スカート」を取り付けた点などが6000系とは異なる。デビュー当初は小型の固定クロスシートが配置されたが、現在はオールロングシート化されている。

瀬戸線では現在、新型車両4000系による更新が進んでおり、6600系は2013年3月3日に引退することになった。名鉄では2月2日より、車両の前後面に「ありがとう6600系」とデザインした記念ラッピング装飾を施工して運行。引退日の3月3日には、「さよなら運転」として貸切のイベント列車の運行を予定している。