大阪・名古屋から伊勢志摩方面への観光特急列車として、「しまかぜ」の"先輩"といえるのが「伊勢志摩ライナー」。現在は18年ぶりとなるリニューアルが進んでおり、車体の上半分が赤色の編成も登場。黄色の編成も現在とは異なるカラーリングになるという。サンシャインイエローが印象的だった旧塗装が見納めとなる日も近い。

列車情報

近畿日本鉄道 23000系「伊勢志摩ライナー」

基本情報

1994(平成6)年の志摩スペイン村開業に合わせ、大阪・名古屋から「伊勢志摩リゾート」への旅のシンボルとなる特急列車として登場。23000系は6両編成6編成が製造され、先頭車両は流線形のシンプルなスタイルとなり、正面窓には大型曲面ガラスを用いた。伊勢志摩の豊かな太陽光線にちなんだというサンシャインイエローのカラーリングも特徴だった。

2013年の伊勢神宮式年遷宮に向け、現在は「伊勢志摩ライナー」のリニューアルが進められており、2012年8月より赤色のカラーリングの編成が登場した。2013年8月頃までに3編成が赤色、残る3編成が黄色のカラーリングにリニューアルされる予定。同時に内装も木目調に変更され、各座席にコンセントも備えられる。