中央弘前駅に停車中の弘南鉄道7000系。元東急電鉄の車両だ(2007年撮影)

地方のローカル私鉄は、その多くが赤字経営に陥っており、廃線の危機にさらされている路線も少なくない。そんな中、青森県の弘南鉄道では、6月末に開催された株主総会にて、社長が大鰐線(中央弘前~大鰐間)の廃止について言及したことが報じられている。2017年3月末で廃止する方針、とのことだが……。

路線情報

弘南鉄道 大鰐線

基本情報

大鰐線は青森県弘前市の中央弘前駅から、JR奥羽本線と接続する大鰐駅までを結ぶ13.9kmの路線。1952年1月に弘前電気鉄道の路線として開業し、1970年に弘南鉄道へ譲渡された。現在は日中およそ30分間隔で電車が運行され、おもに東急電鉄から譲り受けた7000系が活躍中。同じく元東急電鉄の6000系も在籍している。