キハ48形1両、キハ40形2両の3両編成で運行される紀勢本線の亀山行普通列車。先頭のキハ48形は、朱色とクリーム色の「旧国鉄色風」塗装に変更されている。ちなみに、キハ40系気動車はもともと「首都圏色」と呼ばれる朱色1色の塗装で登場したため、国鉄時代にはこのような塗装の車両はなかったらしい。
JR東海では、2014~2015年度に新型気動車キハ25形を非電化路線に順次投入し、同社が保有するすべての気動車をJR発足以降の車両に統一するという。国鉄時代に製造されたキハ40系は置換えの対象となり、近い将来、同社管内から姿を消すことになる。
車両情報
JR東海 キハ40系
基本情報
キハ40系は非電化ローカル線用のディーゼルカーとして、国鉄時代の1977年より量産された。おもに両運転台のキハ40形、片運転台で両開きドア(片側2ドア)のキハ47形、片運転台で片開きドア(片側2ドア)のキハ48形の3形式からなり、現在も全国で活躍中。地域ごとにオリジナルの塗装が採用されたほか、観光列車用に改造された車両も多い。