人気の街ランキングは数ありますが、働き方や収入、価値観などによって理想的な住まいは変わってくるもの。

どんな街に住むべきか悩む新婚夫婦・同棲カップルに向けて、賃貸物件検索サイト「CHINTAI」のアドバイザーが2人のステータスや特徴ごとに、住みやすい街を5回にわたって紹介します。

  • ※画像はイメージです

3回目の今回は渋谷通勤の夫(33歳)、自営業のため在宅ワークメインの妻(33歳)という共働き夫婦です。世帯年収600万円、月の手取りは38万円で、趣味はカフェや新スポット巡り。暮らす場所もおしゃれな雰囲気を感じられる街を選びたいという、設定です。

そんな2人におすすめの街をピックアップしてもらいました。

利便性が良く、注目度も高い4つの街

今回、CHINTAIアドバイザーが選んだ街「荻窪」「吉祥寺」「仙川」「武蔵小杉」という4つを紹介。ずばり、選定の基準は?

「手取りの1/3以下を家賃と考え、1LDKの家賃相場が12.6万円以下かつ、夫の通勤時間が50分圏内で交通の便として複数路線通っている駅をピックアップしました。CHINTAIサイト内でも問い合わせが多い人気駅をチョイスしています」(CHINTAIアドバイザー)

早速、家賃相場・交通利便性などそれぞれの街の特徴をみていきましょう。

荻窪(1LDK家賃相場12.5万円※10/8現在)

  • 荻窪駅前横断歩道

荻窪駅はJR中央線の快速停車駅で、渋谷までは乗り換え1回で約23分(出典:JR東日本)となっています。銀座や大手町へも1本で行ける丸ノ内線の始発駅でもあり、朝の通勤時も楽に座れることが荻窪の人たちの密かな自慢のようです。

区役所は荻窪駅から電車やバスが出ており、新生活の手続きを行う上でも便利です。荻窪駅は杉並区全体の家賃相場よりも12.5万円(CHINTAI調べ)とやや高めの家賃相場になっていますが、それだけ住みやすい街として広く認知されていると言えます。

また、荻窪は数多くの商店街がありそれぞれに魅力があります。今もレトロな薫りを放つ駅前の商店街には歴史を感じるお店も多く、何度でも散策が楽しめそうです。

「ルミネ」をはじめ大型商業施設のほか、ラーメンの街としても知られるように飲食店も多数。駅周辺で十分に楽しむことができ、休日を家の近くで過ごしたいカップルにはおすすめでしょう。

吉祥寺(1LDK家賃相場11.8万円※10/8現在)

  • 吉祥寺駅前

Woman.CHINTAIによる「一人暮らし女性が選んだ憧れの街ランキング2021」でも1位に輝いた全国的な知名度を誇る「吉祥寺」。行列のできるお店を多数有する北口すぐのアーケード商店街「吉祥寺ダイヤ街」や「アトレ吉祥寺」、「キラリナ吉祥寺」など有数のお買い物タウンです。

中野や荻窪などへのアクセスも良く「中央線文化圏」の中心的存在である吉祥寺駅には、JR中央線・総武線と京王井の頭線の3路線が乗り入れ、快速や急行列車も止まります。

渋谷駅や新宿駅あるいは東京駅など主要駅までは乗り換えなし、約30分(出典:ジョルダン)で行けるため遠方からの来訪者も。井の頭恩賜公園があり、自然の豊かさが調和しているのもポイントです。

トレンドに敏感な2人もおしゃれさと自然を兼ね備えた街並みにきっと満足するはず。

仙川(1LDK家賃相場11.5万円※10/8現在)

  • 仙川駅

東京都調布市にある京王線「仙川駅」は東京駅・品川駅・新宿駅・池袋駅といったターミナル駅へアクセスしやすく、渋谷駅までは乗り換え1回で約20分(出典:ジョルダン)の場所に位置します。

桐朋学園から甲州街道まで延びるおよそ400mの商店街「ハーモニータウンせんがわ」には楽器の名前で4つのエリア「トランペットタウン」「バイオリンタウン」「ピアノタウン」「ハープタウン」に分かれ、200店以上のお店が軒を連ねます。

24時間営業のスーパーもあり、仙川駅から徒歩圏内にあるスーパーの数は6件、コンビニの数は8件と日々の買い物に困りません。夜でも街灯があり人通りも多いので、女性でも安心です。

住宅街が広がる静かさと利便性をバランスよく兼ね備えている点が特徴的。駅を出ると迎えてくれる美しいソメイヨシノが仙川住民自慢のシンボルにもなっているようです。

武蔵小杉(1LDK家賃相場10.5万円※10/8現在)

  • 武蔵小杉駅前

再開発で誕生した林立するタワーマンションがシンボルとなっている「武蔵小杉駅」。JR横須賀線・湘南新宿ライン・南武線さらに東急東横線など多種多様な路線が乗り入れ、渋谷はもちろん新宿、東京、横浜、川崎など横浜方面も含めどの主要駅に行くにしても約20分(出典:ジョルダン)で行ける交通至便な場所です。

駅前の歩道が広く、大型ショッピング施設が立ち並び買い物がしやすいのも嬉しいポイント。昔ながらの武蔵小杉の雰囲気を残す「センターロード」には、居酒屋が連なり、スーパーは大小合わせて10個以上、コンビニやドラッグストアなども充実しています。

また、「ららテラス 武蔵小杉」の売り場はベビーカーもゆったり通れる広めの設計。東横線改札から直結の「武蔵小杉 東急スクエア」と併せて、2大ショッピングゾーンとなっているようです。最寄りの役場「川崎市中原区役所」は武蔵小杉駅から徒歩5分と便利な場所に位置します。

いかがでしたでしょうか? ぜひ、記事を参考に自分たちに合った街を探してみてください。