つらい花粉症を何とかしてくれる食品はあるのか

インターネット上で見かける「これ、本当? 」などと感じる健康に関する「都市伝説」の真偽に迫る本連載。今回のテーマは「花粉症対策として期待されている食品」だ。

毎年2月、3月の時期はスギ花粉が大量に飛散するため、鼻水やくしゃみが止まらずに仕事にならなかったり、外出をためらったりする花粉症患者がいたるところにみられる。なんとかこのアレルギー症状を緩和させるべく、インターネットで「花粉症 対策 食べ物」などと検索して、このような文言を見かけた人も少なくないだろう。

「花粉症対策にはヨーグルトがいい」。

ヨーグルトが本当に「花粉症対策」として有効であれば、毎日の食事に取り入れることで無理なく症状緩和を期待できそうなものなのだが……。

真相を探るべく、日本医科大学大学院医学研究科 頭頸部・感覚器科学分野の大久保公裕教授に話を伺ったところ、「食事でのキーポイントはポリフェノールと乳酸菌の2つです」との答えが。どうもこの都市伝説は「本当」らしい。

「量をある程度普段食べている中で(花粉症が)どうにかなるとしたら、この2つです。乳酸菌のタイプはいろいろなものがありますが、一応エビデンス(科学的根拠)レベルでは薬の半分ぐらい効いていると言われています。ポリフェノールの効果も薬の半分ぐらいです」。

近年は各メーカーが独自の乳酸菌を配合したヨーグルトを販売しており、特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品として認定されている製品も多い。数々の神秘的なパワーを持つ乳酸菌がヨーグルトには含まれているため、花粉症対策として一定の効果は期待できるという。

さらに大久保教授は、「食事面では多種のものを食べることが大切。緑黄色野菜やヨーグルト、たまに肉を摂(と)るなど、タンパク質と炭水化物のバランスが重要ですね」とも付け加えてくれた。

「効果が見込めるから」と、乳酸菌配合のヨーグルトやポリフェノールを含む緑茶などのみを摂取していては、栄養面でも偏りが出てしまう。そうなれば、体の免疫機能に悪影響を及ぼすことは必至だ。

栄養バランスに配慮した食事に無理のない範囲でヨーグルトなどをプラスすることで、今シーズンは食事面からでも花粉症の症状を緩和させるようにしてみては!?

※写真と本文は関係ありません