浅草といえば、浅草寺。そんな浅草寺の近くに人気の鶏白湯ラーメンがあると聞いて、行ってきました! その名も「東京 鶏白湯ラーメン ゆきかげ 浅草本店」。老舗のお店が浅草だと人気だと思いきや、こちらのラーメン屋さんも噂通りの賑わい。

久々に、祝日の浅草に行ったのですが、外国の方も多く来日していてなんだかほっとした気持ちになりました。

浅草の雷門から徒歩30秒の「東京 鶏白湯ラーメン ゆきかげ」

まず、立地にびっくり。雷門を左手に仲見世通りからすぐのところに位置しているのです。迷わず到着しましたが、道が狭いのでそこそこ人がいた印象です。着物を着ている人、抹茶ドリンクを持っている人、メロンパンを持っている人など……浅草だと食べ歩きもしたくなりますよね。浅草でラーメンを食べる人は少数派なのでは? と思いきや、「東京 鶏白湯ラーメン ゆきかげ」の前には既に列が!

店前には、看板だけ。あたたかみのある木目の外観。看板を見ないとラーメン屋かどうかわからないような店構え。気のせいでなければ、浅草の景観にあうような店にしている気がします。

店内は、外観と同じように木目の感じ。明るく、落ち着く空間です。そして、浅草のラーメン屋だからなのか、カウンターは少なく、テーブル席が多め。お客さんの中には、着物を着てラーメンを食べている人も! 着物にラーメンって、とても斬新で良いですね。あれもこれも、浅草らしさにあわせた演出な気がします。

お待ちかねのメニュー選び。ここは、お店の一押しであろう「特製 濃厚鶏POTAそば」にしましょうか。他にも、「濃厚辛い鶏POTAそば」や「あっさり淡麗鶏そば」や「昆布水鶏つけそば」もあります。低糖質麺への変更も可。

サイドメニューも色々あったのですが、隣の人の餃子がうらやましかったので、「肉汁鳥鶏餃子」も注文。ついでに「手仕込み鶏シュウマイ」も。

飲み物は頼みませんでしたが、ラムネがあるのはなんだか浅草っぽい気がしました。

ポタージュのような鶏白湯! 旨味がすごくて、とっても濃厚

いよいよ「特製 濃厚鶏POTAそば」の着丼! かと思いきや、最初にきたのは「肉汁鳥鶏餃子」と「手仕込み鶏シュウマイ」。

餃子は、肉汁たっぷり、皮は薄め。餡は、鶏なのでとても淡泊な味わい。いくらでも食べられそうな餃子。

シュウマイも餃子と同じく、鶏を使っているとのことで、とても淡泊。蒸籠に入っているのが印象的。餃子かシュウマイかどちらを頼むかと言われたら、個人的には餃子な気がします。

  • 特製 濃厚鶏POTAそば(1,400円)

そうこうするうちに、今度こそメインディッシュの「特製 濃厚鶏POTAそば」が着丼! とても華やかでトッピングが贅沢な印象。トッピングは、巨大な海苔に、鶏チャーシューに豚チャーシュー、つくね。それから味玉、白髪ねぎ、たまねぎ、れんこん、かいわれ、すだち、糸唐辛子。緑、赤、黄色の3種類の薬味も別添であります。

まずは、スープをひと口飲んでみます。トロトロなポタージュのような舌ざわり。鶏の旨味が凝縮されている! クリーミーでマイルドでなので、鶏ガラや野菜やらをじっくりと煮詰めているのだと予想します。

海苔は中盤で食べるのが筆者のマイルールなのですが、この「特製 濃厚鶏POTAそば」の海苔は巨大すぎて気になって仕方ない。この海苔は「いせ勘浅草海苔」で、創業300年の老舗海苔問屋「いせ勘」の浅草海苔だそう。

早速食べてみると、海苔の香りが良く、パリッとしているのが印象的。たまにある薄っぺらい風味のない海苔とは訳が違います。

鶏チャーシューは3枚も入っていました。とてもしっとりしていて、低温調理でスープにあう仕上がり。豚チャーシューも鶏白湯といえど、欠かせない存在。ローストポークも美味しいですね。

色とりどりの薬味で、味変を楽しむ「特製 濃厚鶏POTAそば」

少し味変を楽しみたいとおもったら、3種の薬味の登場です。上から、大葉のペースト(緑)、柚子胡椒(赤)、黄の山わさび(黄)です。

「特製 濃厚鶏POTAそば」の醍醐味の1つは、この薬味を使って味変を楽しむこと! 濃厚な鶏白湯スープにアクセントが入り、より一層箸が進むのです。食べ終わった時には、薬味は全て空になりました。

本当は、帰り道に何か食べ歩いて帰ろうと思っていたのですが、かなり満腹になったので、この日は夕飯まで何も食べずじまいでした。お目当ての「東京 鶏白湯ラーメン ゆきかげ 浅草本店」の鶏白湯ラーメンを食べられたので満足です。