過労自殺しかけた経験を描いた書籍『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』の著者である汐街コナさんが、会社から身を守るための処世術などを紹介する漫画連載「会社につぶされないために」。今回のテーマは「忘れられない初担当編集さん(2)」です。

これまでのお話はこちら

前回の続きになります。

今はSNSデビューも珍しくなくなった漫画家ですが、当時はこのように「漫画賞に応募」から始め、雑誌デビューを目指すのが普通でした。

漫画で説明したとおり、新人漫画家にとっては、担当編集者(担当さん)だけがほぼ命綱という状況になります。

「返事がない」と書いていますが、基本的に編集者というのはとても忙しく、掲載も決まっていない新人漫画家に多くの時間を割けないのは普通のことです。

だから漫画家の方から積極的に働きかけなければならないと思っていました。それは決して間違いではないのですが……。(つづく)