過労自殺しかけた経験を描いた書籍『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』の著者である汐街コナさんが、会社から身を守るための処世術などを紹介する漫画連載「会社につぶされないために」。今回のテーマは「自己肯定感(6)」です。
私はどちらかというと我の強い人間なので、意に反して人に合わせるということをあまりしません。言いたい事をだいたい全部言ってしまうタイプの人間です。
当然我儘や自己中心的な行動にもつながりますので、それが長所とは言い切れません。周囲に我慢をさせていることもあると思います。
「言いたいけれど言えない」というのは、私のような人間から見ると長所でもあります。それだけ人や場に配慮ができて協調性もあるということであり、その根本は気遣いや優しさです。
まずは、その「自分の良い部分」を認めて、褒めてほしいと思います。
自己肯定感を強めるには自分を無視せず、自分の選択を認め尊重し、良い部分はちゃんと褒めることが大事だと思います。
ただ、だからといって、常に自分が「人に配慮し我慢する立場」でいなければならないという話でもありません。それは次回に描きたいと思います。