これまで幾度もお伝えしてきた「就活で絶対に避けるべきNG言葉」。ご友人など親しい仲間内で使うのはもちろんOKですが、実際、私のもとには「癖になっているのでなかなか変えられなくって… 」「また言っちゃいました!」「どうしたら直るんでしょう?!」といった声が寄せられます。
そこで今回は、総まとめして、NG言葉を防ぐための具体的な策についてお話しいたします。
尚、「NG言葉って具体的に何?」「自分は使ってない?」と気になる方は、過去記事をチェックしてみてくださいね。『就活で避けるべき表現』がたくさん出てきますよ!
この2つを意識しよう!
言葉遣いは、一朝一夕では直りませんが、次の2点を意識するだけで大切なシーンでの失敗を防ぐことができます。
(1)NG表現を使う前に考える
「友達だから」「後輩だから」「相手も使っていたから」「フランクな関係だから」など、相手の年齢や職業、立場を始め、お互いの関係性や周りのシチュエーションを考えることから始めます。「この人だから、この状況だから使っても問題ない」、と自ら判断し意図的に口にする意識が大切です。
例えば、先輩への訪問の場でも、カジュアルな言葉づかいは「ビジネスマナーが身についていない」「社会人になる意識が低い」と判断されることもあるでしょう。その先輩との関係性を計り、言葉を選ばなくてはならないわけです。
まずは目の前の人とどの程度のランクの言葉で話すか? を予め決めてから会話をする癖づけをしましょう。
(2)NG表現を発した直後に気づく
たとえNG表現を口にしてしまったとしても、実は「あ、言ってしまった!」と自身で気づく訓練が重要です。誰かに指摘されるまで気づかないようでは、その後も失敗を繰り返す可能性が大いにあるからです。
さらには、「失礼しました。〇〇で… 」と言い直すこともお勧めです。「言い改めるとは、本当はきちんとした人物なんだな」と、微笑ましく、爽やかに感じてもらえるかも?! 逆に高評価につながるかもしれませんよ。
選ぶ習慣で変われる!
敬語やNG表現について具体的に考えていない人は「『つい、言ってしまった… 」』と後悔することになるかもしれません。特に、面接官や企業の担当者、上級社会人など、目上の人と話す際には、一度の失言がその後の評価に大きく影響することもあります。
一方、常に(1)(2)を意識した人は、言語に対する意識レベルがアップするため、着実に改善への道を辿って行けます。
この習慣は就活の後でも大いに役立つでしょう。言葉遣いひとつでビジネスパートナーや上司から高評価を得ることができ、社会的に有利になることも考えられます。
あなたも「言葉を選ぶ習慣」を実践してくださいね。