坂の上まで山車を引き上げ、一気に山車を突き落とす

祭りの名前

山口県周南市の「山崎八幡宮本山神事」

基本情報

山崎八幡宮本山神事に用いられる山車(だし)は、徳山藩主毛利元次(もとつぐ)が五穀豊穣(ほうじょう)を祈願して馬場を新設し、爺婆山(じいばあやま)・本山と呼ばれる山車を奉納したことにより始まったと伝えられている。

山車の上では、乗組員による囃子(はやし)や舞人による神事が行われる。本山は境内の坂を引き上げられた後に突き落とされ、その傾きによって豊凶を占う。山車の組み立てにはくぎを1本も使わず、約450キロのカズラで結び、車輪も松の輪切りを使用するなど、古来のしきたりがそのまま残っている。

約300年の歴史があり、毎年9月の第4土日に開催される。

投稿者のコメント

カズラでできた山車を坂の上まで大勢で引っ張って、そこから落とす。落ちた山車から御神松などを奪いに群がる。見事それを手にできた人は、縁起がいいと言われている。写真は山車がものすごく重いので、皆で引っ張り上げている場面。(ヨゴさん・山口県・23歳女性)