子どもが初めて親から離れて生活する第一歩ともいえる大切な園選び。多くのママが悩まれるのではないでしょうか? 筆者は3人の子どもの入園時期の間で専業主婦からワーママへの転身を経験し、その度に幼稚園か保育園か悩みました。今回は、そんな筆者の子どもたち3人の園選びをご紹介させていただきます。

  • 幼稚園or保育園どちらを選ぶ?

ワーママへ転身! 幼稚園or保育園どちらを選ぶ?

園選びがママの就業状況に左右されることは少なくありません。筆者の場合は下表のようになりました。

  • 就業状況と園選び(執筆者作成)

    就業状況と園選び(執筆者作成)

第1子
1歳だった第2子のお世話真っ最中の専業主婦で、働く予定もなく、3学年混在の縦割りクラスを導入する幼稚園を選択。家庭では一番上の子なので、園生活では年上のお友達に甘え学ぶ喜びを経験し、年下のお友達への思いやりを育んでほしいという願いでした。

第2子
第2子は兄の通う幼稚園に強い憧れがあり「絶対に〇〇幼稚園!」と、入園前から幼稚園生活を楽しみにしていました。

しかし、第2子が入園、第1子が年長へ上がる4月、筆者がフルタイムで働くことに。縦割りクラスへの思い入れと子どもたち自身の希望の幼稚園を取るか、1年を通して安定の保育がある保育園を取るか、とても悩みましたが、幸運にも、園の預かり保育が充実していたため、幼稚園を選ぶことができました。

第3子
1歳で保育園に入園。アットホームな温かさに保育園の居心地の良さや利便性を十分感じながらも、やはり幼稚園の縦割りクラスへの思いに大いに悩んだ末、転園を選びました。

このように筆者は保育園か幼稚園かで悩み、そのとき注目したポイントを以下にご紹介します。

預かってもらえる時間は?

働く上で重要になる保育時間ですが、幼稚園と保育園でどのような違いがあるのでしょう。

幼稚園

幼稚園では一般的に13~14時降園が多いため、フルタイムで働くママにとって預かり保育は必須です。全国の幼稚園では、公立でも半数以上、私立ではほとんどの園で実施され、その中でも19時まで実施という園が約28%もあり、ワーママにとってありがたいですね。

長期休暇中の実施状況も園により違いがあるので、必ず確認が必要です。筆者の場合、夏休みはお盆期間と清掃期間で8日間は実施がなく、年休のやりくりが必要でした。

保育園

認可保育園の場合、認定時間を超える場合の延長保育もありますが、時間は園によってさまざまです。筆者は、夏はお盆期間も開園、短縮や長期休暇のある幼稚園とは違い、年間通して通常保育がある保育園に安心感を持ち、とてもありがたく感じました。

気になる費用は?

保育時間と同じくらい重要になるのが費用面でしょう。幼稚園の預かり保育が必須となった筆者の場合は以下のようでした。

  • 筆者の子どもたちの園の費用(執筆者作成)

    筆者の子どもたちの園の費用(執筆者作成)

上表にある2016年度は、第1子が年長、第2子が年少で、費用が一番かかる山場でした。そのうえ、預かり保育料は1人8,000円で、ワーママ転身後とはいえ、その負担は大きいものでした。筆者のように預かり保育利用料で負担を感じるママもいらっしゃったのではないでしょうか?

幼児教育・保育無償化スタートで変わる!

「保育の必要性の認定」を受けることで、幼稚園の預かり保育料が補助の対象となります。筆者の第3子の場合も、2020年4月の転園後から、この制度の恩恵を受けます。

保育料と預かり保育で補助が受けられるので、転園後の月額は給食費と保護者会費になり、これまでの保育園と大きくは変わりません。費用に左右されないという点で、園選びの選択の幅が広がるのは嬉しいですね。ぜひ、希望する園での実際の利用料がどうなるのかご確認くださいね。

ママが働くことは、親子で成長するチャンス!

働きながら子育てと家事と……毎日のことなので、体がいくつあっても足りない! と思うこと、よくありますよね。我が家では、ママが早朝からお弁当を作り、送迎して仕事に行く様子を見て、自然とお手伝いを頑張ってくれました。ママの頑張る背中を見て、自ら“子どものお仕事"をしてくれたのです。

少し前まではワーママならば保育園というイメージがありましたが、充実した預かり保育の広まりや保育料無償化の後押しで、その違いは以前に比べ縮み、園選択の幅は広がっています。

幼稚園と保育園、両方に通わせて感じたことは、幼稚園か保育園かにかかわらず、園の特色で何を優先したいかを大事にしてよかったということです。筆者が縦割りクラスにこだわったように、譲れないポイントは大切に、十分な情報収集のうえ、広い可能性をもって園選びをしていただけたら嬉しいです。

北村由紀(キタムラユキ)

夫、子ども3人、義理の両親と同居の7人家族。大学卒業後、不動産管理の会計業務に7年勤務。育休中に子育て中のママとしての学びの大切さを実感。都内で東日本大震災をきっかけに子育てに優しい生活を求め、夫の実家・和歌山へ。現在は、子どもの夢をしっかりサポートできる安心の家計設計があったら最強!と考え、講師・相談・執筆を行っている。
AFP/マイライフエフピー認定講師・
マイライフエフピー認定ライター
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イラスト=オオノマサフミ