「ランチタイムはどこのお店も混雑しているけど、いちいち並んでる時間なんてない」「お昼の時間ぐらいゆっくり過ごしたい」「昼食でも身体にいいメニューを選びたい」……このように、都心部のオフィス街には「ランチ」に関する悩みを抱えたビジネスマンが溢れかえっている。「ランチ難民」という言葉が生まれてしまうほどその現状は深刻だ。本連載では、この問題を解決するべく、オフィスで活用できるさまざまなサービスを紹介していく。
有名店のお弁当を低価格かつ日替わりで!
「シャショクル」は、低価格でおいしいお弁当や有名店のお弁当などを「食のセレクトショップ」のように取り揃え、日替わりでオフィスに届けてくれるサービス。お弁当のラインナップはなんと4,000種類以上で、価格帯は税込500円~となっている。導入企業の担当者と相談し、その中からメニューがセレクトされるという仕組みだ。
届けられるお弁当は、塚田農場の「若鶏のチキン南蛮弁当」、BROS TOKYOの「海南鶏飯 シンガポールチキンライス」、たいめいけんの「オムライス&えびフライ弁当」、人形町今半の「黒毛和牛折詰すき焼き丼」など、人気のメニューを幅広く展開。
名店のお弁当も、より手軽かつ満足度の高い商品に仕上げるためにさまざまな工夫が。例えば、東京・恵比寿にある隠れ家割烹・えびす あふそやの特製牛丼弁当などは、本場の沖縄麩と牛肉を一緒に煮込んで盛り付けることで、ヘルシーさとボリュームを両立しているという。
さまざまな飲食店・レストランとのネットワーク、商品開発力を活かし、豊富な商品ラインナップを用意している同サービス。「名店・話題店などの高級弁当」「お財布に優しい低価格帯のお弁当」「野菜たっぷりのヘルシーなお弁当」に加え、イスラム教徒向けの「ハラル弁当」など、国際化への対応も進めており、多様なランチニーズに応えられるようになっている。
食べたいメニューは前もってWEB予約することも可能。メーカーとの共同企画で、新商品のサンプリングや「土用の丑の日」「野菜の日」など季節に合わせたイベントも開催している。
現在は、「シャショクルー」と呼ばれる販売スタッフが各企業やオフィスビルに赴く対面販売プランのほかに、20食分から利用できる定期配送プランも展開。今後はセルフレジ・無人販売の導入も予定しているという。お弁当を購入する際の決済をよりスムーズにし、これまで対応しきれなかった従業員数の少ない企業も手軽にサービスを導入できるようなスキームを構築することで、さらなるサービスの充実を図る。
食事面での「福利厚生」として同サービスを導入することで、従業員の健康促進や、業務効率化、社内コミュニケーション活性化など、企業が目指す「働き方改革」「健康経営」の実現にも寄与してくれるだろう。
サービスの利用に際して、導入費や固定費は発生せず、初回トライアルも可能となっている。対応エリアも全国の主要都市に順次拡大中とのこと。従業員から「普段食べているランチが毎日似たようなメニューで飽きてしまう」という声が上がっている企業は、同サービスを選択肢に入れてみてはいかがだろうか。