Oさんら古本屋の経営者側としては、本件のようなケースでどう対応すれば良いのでしょうか?

・非常識な立ち読みを許す必要はない

Oさんのお店では他のお客さんにも立ち読みを禁止していないため、中年男性にだけ注意することが難しくなっています。つまり中年男性が連日、朝から晩まで立ち読みを続けるといった非常識な行為をしても注意できないのは、お店で明示的に立ち読みを禁止していないからです。

Oさんと同じように本屋のオーナーさんには、「立ち読み禁止や制限を良しとしない」方が多数おられます。それは尊重すべき経営方針ですし、立ち読みを正面から認めることでお客さんを増やしている本屋チェーンなどもあるので、ビジネスとして間違った方向とも言えません。

ただ立ち読みを認めるとしても「程度問題」があります。度を超えた迷惑な立ち読みを許すつもりはないことがほとんどでしょう。本の所有権やお店の管理権は本屋側にあるので、非常識な立ち読みについては制限することが可能です。

・立ち読みに関するルールを作る

立ち読みを全面禁止にしないのであれば、立ち読みに関するお店のルールを作るようお勧めします。たとえば「立ち読みは1人につき1日30分まで」「立ち読みは1人につき1日1冊まで」「他のお客様の迷惑になる立ち読みは禁止」「立ち読みの際には店員の許可が必要」などのルールです。

こうしたルールを作って店内に掲示しておけば、ルール違反のお客さんに堂々と注意ができますし、ルールを守らないお客様には店内からの退去を求められます。退去しない客には不退去罪の責任を問えるでしょう。

ポイントは「ルールを客にわかりやすく貼り出す」ことです。入り口や本棚などのわかりやすい場所に大きく貼り出して、お客様が「気づかなかった」「知らなかった」ということがないようにしてください。貼り紙があれば、お客様への抑止力にもなりますし、お店側が注意した際、お客様とのトラブルにもなりにくいはずです。

本屋やコンビニなどを経営されている方は、立ち読み対策としてぜひ今回の記事内容を参考にしてみてください。

※記事内で紹介しているストーリーはフィクションです

※写真と本文は関係ありません