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【答え】7M-GTEU
「7M-GTEU」は1965年に登場したトヨタ「M型エンジン」の最終進化型です。A70スープラといえば「2JZ-GTE」もしくは「1JZ-GTE」を搭載しているイメージが強いですが、実は3リッターモデルは7M-GTEUを搭載していました。フロントグリルの「3.0 turbo」のエンブレムがその証です。
ちなみに1JZ-GTEは半分正解で、後期のA70スープラのトップグレードが搭載していました。旧車乗りで有名な高市早苗氏が所有するのもこのモデルで、グレードは「2.5GTツインターボリミテッド」です。
チューニング次第で1,000馬力を超える2JZ-GTEエンジンは今でも高い人気を誇り、ドラッグレースやドリフト競技で活躍を続けています。しかし、M型エンジンの最終進化型である7M-GTEUも実力では決して引けを取りません。なぜなら、国産チューニングカー初の200マイルオーバー(1988年に谷田部のテストコースで323.159km/hを記録)を達成した伝説の「ソアラ」が存在するからです。
当時のソアラはA70スープラの兄弟車で、同じ7M-GTEUを搭載していました。チューニングを行ったのはKansaiサービス代表の向井敏之氏で、3.1L化+TO4Eツインターボ装着の7M-GTEUは600馬力を優に超えていたと言われています。600馬力と聞いて「大したことないんじゃない?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、時代は1980年代後半です。また、最高速度は最終的に329.36km/hを記録しており、この数字は現在でも十分に通用します。
今回の記事で取り上げたA70スープラは、1990年式の「3.0GTターボリミテッド エアロトップ」グレードです。マイナーチェンジ後の後期モデルで、車高調が入っているものの、修復歴なしのほぼオリジナルコンディション。希少なエアロトップがこの個体の魅力をさらに際立たせています。
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それでは、次回をお楽しみに!
監修: 旧車王(https://www.qsha-oh.com/)
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