体を動かすことと食べることが大好きな料理人・キムケンさんが、市販されている普通の食材を使った、味も見た目も抜群なレシピを紹介する漫画連載「アラサーからのダイエット飯」。今回は意外な品を使った皆が大好きな逸品です。

おから豆腐&野菜多めでヘルシーな仕上がりに

皆様は「好きな食べ物は何? 」と聞かれたときにどんな料理を思い浮かべるでしょうか。私が真っ先に思い浮かぶのはカレーです。

どれぐらい好きかって? 例えば、「あなたはこれから1年間、カレーしか食べてはいけません」ということを言われたとしても、私は特に問題なく過ごせるほどのカレー愛の持ち主です!(一生ではなく、あくまで1年間ですよ)

しかしカレーという食べ物、普段よりご飯を食べすぎちゃいませんか? 普段なら茶わん1杯分で満足するのに、カレーだとついついご飯の量を増やしたり、おかわりしてしまったりと、そのおいしさゆえにダイエットの大敵となってしまうのです。

そこで私は考えました。ご飯の代わりにおから豆腐を使って、糖質&カロリーをカットすればいいのではないかと……!

とは思いつつも、私はまだ半信半疑でした。ライスのないカレーを、受け入れることはできるのかと。カレーに対する冒涜(ぼうとく)になってしまわないかと。ライスがないのに、私は満足できるのかと……。

しかし一口食べてそれは杞憂だとわかりました。

これは、うますぎる!!!

「旨すぎ注意報」が発令しちゃうくらいです。食べてみてびっくりするくらい、カレーとおから豆腐の相性は抜群でした。カレーのルウも市販のものを使わずに野菜をたっぷりにしているので、さらにヘルシーな一品となりました。

これなら、いくら食べても大丈夫!……という気持ちになりますが、ヘルシー料理でも食べすぎにはご注意ください(笑)

たっぷり野菜のおから豆腐キーマカレー

ヘルシーなカレーでも食べすぎは厳禁

材料(4~5人分)

おから豆腐(おから 200g / 木綿豆腐 1丁 / サラダ油 大さじ1)

野菜カレー(なす 2本 / ピーマン 4個 / ぶなしめじ 1株 / 豚ひき肉 200g / カットトマト缶 1缶 / 水 400cc / 塩コショウ 少々)

A(カレー粉 大さじ2 / コンソメ 大さじ2 / 砂糖 大さじ2 / しょうゆ 大さじ2 / ソース 大さじ1 / ケチャップ 大さじ1)

つくり方

1. 豆腐はしっかりと水を切り、おからと一緒にボウルに入れてしっかりと混ぜ合わせたら、サラダ油を熱したフライパンを中火にして炒める。

2.なすとピーマンを荒みじん切りにして、ひき肉と一緒に塩コショウを振って中火で炒める。

3.2にぶなしめじの石づきを取ってほぐしたものを加え、さらにトマト缶と水を入れて沸騰させたら弱火にして10分煮込む。

4.3にAの調味料をすべて入れてひと煮たちさせて完成。

水を切った豆腐とおからをしっかりと混ぜ合わせたら、フライパンを中火にして炒める

なすとピーマンを荒みじん切りにして、ひき肉と一緒に塩コショウを振って中火で炒める

ぶなしめじの石づきを取ってほぐしたものを加え、トマト缶と水を入れて沸騰させたら弱火にして10分煮込む

調味料をすべて入れてひと煮たちさせて完成

調理時のポイント

■おから豆腐は焦げつかない程度に炒めるだけで大丈夫です

■辛さの好みによって、カレー粉の分量を調整してください(本レシピは辛さ抑え目です)


筆者プロフィール: キムケン

東京都内の会社に勤めている30代男性。旦那より稼ぎの良い妻の健康を守るため、日々料理を作っている。料理にまつわる四コマ漫画と、そのレシピ掲載したブログ「木村食堂」をほぼ毎日更新中。2016年10月に「うちメシ - ゆかいな我が家の漫画とレシピ」を上梓。