「また出た、財閥! 韓国ってどれだけ財閥がいるのよ?」

犬も歩けば棒に当たる。韓国ドラマを見れば財閥に当たる。“韓国ドラマあるある”で絶対に外せない存在、それが財閥です。

  • イラスト/みつほし

一昔前は財閥の御曹司と一般人女性とのシンデレラストーリー。コロナ禍で韓国ドラマにハマった人にお馴染みなのは、財閥のお嬢様が北朝鮮の軍人と恋に落ちる『愛の不時着』。最近では“ナッツ姫”そっくりな財閥お嬢様&その親であり、政治家をあやつる会長が登場する『クイーンメーカー』が話題です。

描かれ方は時代によって違っても、財閥が出るドラマが作られなかった年はないんじゃないかと思うくらい、長年にわたって韓国ドラマの“必須登場人物”となっているのが財閥なのです。

そもそも「本当に財閥の御曹司やお嬢様っているのか?」というと、います。大韓航空ナッツ・リターン事件を覚えていますか? 当時の大韓航空の副社長(※会長の娘)が、機内提供のナッツが袋入りのままだったことで客室公務員を怒鳴り散らし、すでに離陸のために滑走路に向かっていた飛行機を引き返させた事件です。この副社長は“ナッツ姫”と呼ばれて日本でも大きなニュースになりました。

それにしても、実家が航空会社のお嬢様って。お金持ちのレベルが桁違いすぎない? 『パラサイト 半地下の家族』『SKYキャッスル~上流階級の妻たち』に出てくる富裕層なんて目でもないわけですよ。しかも韓国の財閥は同族経営が特徴なので、御曹司やお嬢様がその財産を引き継ぐわけです。そりゃ相続争いで揉めるし、それもドラマになっちゃいますよね。

ではラブストーリーの王道、韓国を歩けば財閥の人と運命の出会いができるのか!?

四大財閥と呼ばれるサムスン、ヒュンダイ自動車、SK、LGのほか、免税店やテーマパークを経営するロッテ、大韓航空の親会社である韓進グループ、ケーブルテレビチャンネルtvNやMnetなどを運営するCJグループなど、韓国の財閥の数は10以上。その創業者の親戚で、ある程度の地位についている人と出会えるチャンスというと……ドラマの世界ってなんて素敵なんでしょう。パク・ソジュンやヒョンビンが御曹司なうえに庶民に恋してくれるなんて。これからも財閥ドラマ、楽しませてもらいます。

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