公園のベンチの下や排水溝の裏など、普段は気にしない“すき間”に潜んでいることもある背中が赤いクモ。小さくても強い毒を持ち、うっかり触れると激しい痛みや発熱を引き起こすことがあります。身近に広がる危険生物の実態とは――。
自然の中には、人間の命を脅かす“危険生物”が数多く存在しています。しかし、人類は太古の昔から、そうした脅威と向き合いながら生き延びてきました。鋭い牙や爪、猛毒など、それぞれ異なる武器を持つ生き物たちに対し、人はどう対処してきたのでしょうか。本記事では、書籍『危険生物VS人類 サバイバル図鑑』(宝島社)より、人と危険生物の攻防の歴史や、思わずゾッとする生態について紹介します。
今回のテーマは「セアカゴケグモ」です。
「小さくて赤くてきれい」は触っちゃダメ! セアカゴケグモ
咬まれたら熱が出るかも! 身近にいる毒グモ!
セアカゴケグモは、30〜40年くらい前から荷物に紛れて海外から日本に入ってきたクモです。おなかに赤い模様があり、体長はメスで約7〜10ミリと小さいですが、強い毒を持っています。咬まれるとすごく痛くなり、腫れたり、熱が出たり、吐き気がすることもあります。
夜行性で、地面の近くでクモの巣にかかったアリやハエなどの虫を食べます。こうした虫も咬みついて毒で動けなくして捕まえます。攻撃的な性格ではなく、自分から人を襲うことはほとんどありませんが、うっかり触ったり踏んだりすると咬むのです。
居場所は住宅地のドブのふたの裏、公園のベンチの下、ガードレールの柱、エアコンの室外機や植木鉢の下など。暮らしのすき間にひっそりと潜んでいるからコワいのです。
もし見つけたら絶対に触らず、大人を呼ぶことが大切です。自分の手や足を這っているのに気づいたら、タオルや服、靴など、物を使って弾き落としましょう。手でつまんだり、押さえるのは危険です!
ポイント
セアカゴケグモは地面に近い物のすき間に棲んでいます。子どもが触りたくなるような低くて狭い所は、セアカゴケグモも大好きなのです! 公園でベンチに座った時、つい裏側を触っちゃったら、チクッとやられるかもしれません!
※本記事は『危険生物VS人類 サバイバル図鑑 』の一部を再編集したものです


