社会に出た瞬間から、“割を食ってる”気しかしない――。人口だけは多いのに、正社員枠はほぼ皆無。報われなさすぎるあの頃と、今も続く理不尽の数々、それでもなんとか生き抜いてきた……そんな「超氷河期世代」の“リアルな声”を、今こそ可視化していこう。

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求人ゼロ時代、ブラックでも「ありがたく」働いた

●「ブラック企業に就職したのでパワハラを受けまくったし長時間労働や休日出勤も当たり前だった。今はそれが少なくなっているのが羨ましい」(44歳男性)

求人が極端に少なかった就職超氷河期。入社先は選べる状況ではなく、「正社員になれただけで御の字」と、労働環境には目をつぶるしかなかった人も多い。結果的にブラック企業に入社し、長時間労働や休日出勤、そしてパワハラも日常茶飯事という職場で、心身をすり減らしながら働いていたというケースも少なくない。

●「『お前の代わりはいくらでもいる』と当たり前に言われていた」(44歳男性)

「根性」と「忍耐」が当たり前とされていた時代。過酷な労働環境に耐えかねて退職を申し出ても、「代わりの人間ならいくらでもいる。辞めてもらって結構」と突き放される。そんな職場でも、“ここを辞めたら次がないかもしれない”という不安から、ただひたすら耐え続けるしかなかった。

「仕事があるだけマシ」「辞めたら後がない」という焦りの中で、意に添わぬ環境でも働き続けた就職超氷河期世代。今では完全にパワーハラスメントと認定されるようなブラックな環境でしごかれた記憶は、簡単には消えることがない。

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調査時期: 2025年5月12日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数:365人
調査方法: インターネットログイン式アンケート