健康を維持する秘伝のレシピを伝授します

どこにでもある"ヘルシー"なレシピではなく、からだの改善、不調などの症状に対応する"栄養科学的"な旬の食材にこだわった簡単に作れるレシピ集。土日祝日、休刊日を除いて毎日更新!

枝豆とうなぎの混ぜご飯

今回紹介するのは、脳力アップに役立つ複数の栄養素を手軽に摂取できるまぜご飯。脳の働きをよくする成分として注目されているレシチン、DHAを摂るために、枝豆やうなぎを具材として使っている。白ご飯にこれらの具材を混ぜるだけといった簡単レシピなので、ぜひ試してもらいたい。

枝豆に含まれるレシチンは、ホスファチジルコリンとも呼ばれるリン脂質の一種。物事の記憶や、記憶した物を思い出すなど、情報を伝達する物質の合成に不可欠な栄養素である。卵黄や大豆、大豆製品などに多く含まれている。6月~9月に旬を迎える枝豆は、大豆を若いうちに収穫したもので、レシチンだけではなく、良質なたんぱく質、夏バテ予防に効果を発揮するビタミンB1、大豆にはないビタミンCも含む。サヤの色が鮮やかでうぶ毛が濃いものほど新鮮といわれている。

一方、うなぎに含まれるDHAはn-3系列の多価不飽和脂肪酸。脳の発育や機能維持にかかわっている。そのためDHAが不足すると脳内の情報伝達がうまくいかず、記憶力や学習能力に影響を与えるともいわれている。うなぎ、まぐろ、ぶり、さばなど魚の脂に多く含まれているのが特徴だ。

【症状】脳力の低下
【栄養素】枝豆:レシチン、うなぎ:DHA、ビタミンB群
【栄養価(1人分)】エネルギー:431kcal、ビタミンB1:0.49mg、ビタミンB6:1.31mg
【ジャンル】主菜

材料(2人分)

食材
1 ごはん 2杯分(240g)
2 枝豆(茹でてさやから取り出したもの) 60g
3 うなぎの蒲焼き(細く切ったもの 1串(100g)
4 みょうが(粗みじん切り) 10g
5 大葉(千切り) 4枚分(4g)
6 ごま 大さじ1(9g)
7 少々
8 粉山椒 適宜

作り方

(1) 1~7までの材料をボウルに入れ、軽く混ぜ合わせる
(2) (1)を器に盛り、お好みで粉山椒をふりかける


(注) このレシピは、病気の治療を目的とするものではありません。個々の症状については、早めに医師に相談しましょう。当方では一切の責任を負いかねます。