クリニックフォアが医師監修のもと、「酷暑シーズンの3大不調」について解説している。
全国的に気温平年比高め、暑さの到来も早い予測
気象庁の暖候期予報(2026年2月24日発表)によると、2026年6〜8月の気温は全国的に平年より高い予想で、各地で猛暑となるおそれがある。
「酷暑日」は、3年連続で夏に顕著な高温が続いたことを踏まえ、気象庁が2026年4月17日に予報用語として正式に採用した名称である。2026年も顕著な猛暑となる可能性があり、「酷暑日」に該当する日が発生することも想定して、生活面での備えと早めの受診行動がより重要とされる。
2026年の猛暑・酷暑で気をつけたい3大不調
「いつもの夏バテ」「そのうち治る」と思って放置しているサインの中には、早めに医療機関に相談することで悪化を防げることが期待できるものがある。
同クリニックでは、酷暑シーズンに見落とされがちな不調を「酷暑シーズンの3大不調」として、「大人の湿疹・汗疹(猛暑湿疹)」「夏のじんましん(コリン性じんましん/汗じんましん)」「夏の帯状疱疹」の3つにまとめた。
湿疹や汗疹は、「そのうち治る」と放置してしまい、掻き壊して重症化したり、細菌感染して、とびひへ進行したりするケースもあるため注意が必要となる。1週間以上引かない発疹や、同じ部位に繰り返す症状、かゆみで眠れない、ジクジクが続く場合は皮膚科の受診を検討するよう呼びかけている。
夏のじんましん(コリン性じんましん/汗じんましん)は、猛暑による体温上昇・大量の発汗・運動などが引き金となる。汗そのものが関与する場合もあるという。ピリピリとした小さなじんましんが出るタイプで、20~30代にも多い。入浴や運動、緊張で胸や腕に小さな発疹が出る、チクチク・ピリピリした痒みがある、30分~1時間で消える発疹を繰り返す、呼吸困難を伴う場合は救急を検討する必要があるとのこと。皮膚科・アレルギー科(抗ヒスタミン薬など)での受診を案内している。
夏の帯状疱疹については、酷暑による疲労蓄積や強い紫外線を浴びることで免疫力が一時的に低下し、神経内に潜伏していた水痘・帯状疱疹ウイルスが再活性化することがある。50歳以上で発症リスクが上昇。2025年4月から65歳以上を対象にワクチンが定期接種化されている。50歳以上も任意接種としてワクチン接種が可能。体の片側だけにピリピリ・チクチクした痛みがある、痛みの後に赤い発疹や水疱、帯状に並ぶ発疹が出ている場合は、皮膚科・内科(抗ウイルス薬など)への早めの受診が推奨される。


