健康を維持する秘伝のレシピを伝授します

どこにでもある"ヘルシー"なレシピではなく、からだの改善、不調などの症状に対応する"栄養科学的"な旬の食材にこだわった簡単に作れるレシピ集。土日祝日、休刊日を除いて毎日更新!

かじきのカレー炒め

暑い夏場はビールが美味しく感じられる季節で、アルコールを摂取する機会も増えてくる。アルコールの処理機能を持つ肝臓に負担をかける時期でもある。肝臓は、栄養素を取り込んで体に必要な成分にかえる代謝や脂肪の吸収を助ける胆汁を生成するなど、重要な役割を担っている。一方で、「沈黙の臓器」といわれているように、肝臓は状態が悪化しても自覚症状が出にくい臓器でもある。だからこそ、普段から肝臓をいたわる食生活を心掛けることが大切だ。今回は肝臓に優しい食材であるかじきを使った料理を紹介しよう。カレー味に仕上げているので、食欲も刺激してくれる。

肝臓をいたわる栄養素としては、まずたんぱく質が挙げられる。肝臓は体に必要なたんぱく質を合成する場でもあるが、肝臓自身も主にたんぱく質から構成されている。たんぱく質は、肉、魚、卵、豆腐などの大豆製品のなかに豊富に含まれていることから、こうした食材を毎食、十分に摂取するようにしよう。今回使用するかじきにも、良質なたんぱく質が豊富に含まれている。

かじきは、「かじきまぐろ」とも呼ばれているが、まぐろとは別種類の魚。かじきは淡白な味わいなので、煮付けや照り焼き、炒め物など様々な味付けで楽しむことができる。かじきには、めかじき、まかじき、くろかじき、しろかじきなど多くの種類がある。

味付けに使用するカレー粉には、クルクミンという色素成分が含まれている。クルクミンには強い解毒作用と胆汁の分泌を促進する効果があり、肝臓の障害を予防、改善して肝機能を強化するといわれている。肝機能の低下が気になっている人は、カレーに使用するだけではなく、炒め物や煮物、揚げ物などの料理に、カレー粉を少量使ってみるとよい。

今回紹介の「かじきのカレー炒め」は、カレーのスパイシーな風味から、ついついビールも進みがち。しかし、せっかく肝臓に優しい料理を食べるわけなので、飲み過ぎにはくれぐれも注意しよう。

【症状】肝機能の低下
【栄養素】かじき:たんぱく質、カレー粉:クルクミン
【栄養価(1人分)】エネルギー:225kcal、たんぱく質:19.2g、塩分:0.4g
【ジャンル】主菜

材料(2人分)

食材
1 かじき(切身) 2切れ(200g)
2 少々
3 こしょう 少々
4 オリーブオイル 大さじ1
5 にんにく 2片(20g)
6 カレー粉 大さじ1/2
7 大さじ1
8 しょうゆ 小さじ1/2
9 トマト、レタスなど付け合せの生野菜 適宜

作り方

(1) かじきは幅1cmに切って、塩とこしょうをまぶしておく

(2) フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、香りが出てきたら(1)を焼く

(3) (2)に火が通ったら6~8を加え、全体に調味料を行き渡らせる程度に軽く炒める

(4) (3)とお好みの生野菜を器に盛り付ける

(注) このレシピは、病気の治療を目的とするものではありません。個々の症状については、早めに医師に相談しましょう。当方では一切の責任を負いかねます。