住めば都とでもいいましょうか。最初は戸惑っていても、いつの間にか抵抗なく行っていることってありますよね。でも、日本に何十年住んでいようとも、慣れないものは慣れない!と外国人が思う日本の作法があるようです。今回は外国人20人に聞いた「いまだに慣れない日本の作法」をご紹介します。

・正座。長い間正座したら、足が激しくしびれます(アメリカ/男性/30代前半)

日本人でも長時間の正座は嫌です。正座をしてもしびれにくい座り方というのもあるらしいですよ。

・飲み会などで人に飲み物を人にそそぐこと。女性は人に飲み物を注いではいけないと言われて育ったからです。特にアルコール類を男性にそそぐものではないと言われてきました。とても恥ずかしことだと言われてきましたので(ブラジル/女性/50代前半)

日本女性は、飲み物を注いだり、食べ物をとりわけたりしないと気が使えない女性と思われてしまいがちですからね……。ブラジル女性がうらやましいです。

・公共のお風呂。他人の前で裸になる事。マリでは、大人になったら、人前で裸になることはないから(マリ/男性/30代前半)

皆が皆堂々としているわけではなく、意外に日本人でも恥ずかしがっている人はいます。冷静に考えると、ちょっと異様な光景ですよね(笑) 。

・年賀状。新年のあいさつということは理解できますが、毎年数十枚か人によっては何百枚もパソコンのデータベースから紙に印刷して郵便で送るのは資源の無駄遣いに思えてしまいます。家族や親しい友達に限って送ってもいいのかなと思いますが…(ドイツ/男性/30代後半)

古きよき、文化だと思うんですが……メールでの「あけましておめでとう」はちょっと味気ない感じがします。形に残るのもいいものですよ。

・ゴミの収集日。イランでは毎晩ゴミが収集されます。日本では、収集日を待つのが嫌です。特に夏のとき生ゴミが臭くなるのが心配です(イラン/女性/20代後半)

毎日収集があるというのはいいですね! 収集日がいつだったか忘れて、出せなかったりすると、しばらく臭いままですから……。

・鼻水をすする。ものすごく嫌な音です(イギリス/男性/40代前半)

鼻がたれそうになったらどうするのでしょう? ちょっと泣きそうになったときも、鼻水はすぐにティッシュでかむのでしょうか? 気になるなぁ。

・相手にお土産を渡す時、“つまらない物ですがどうぞ”と言って渡す事。なぜ“つまらない物”って言うのか理解できない(ネパール/男性/40代前半)

謙遜(けんそん)ですね。本当につまらないものを渡す人はいないと思いますが、そう言ってしまうのは、万が一相手が気に入らなかったときのために予防線を張っているだけのような気がします。

ごみの分別や収集は、住んでいる自治体で変わって戸惑うこともありますよね。日本人でも、慣れないこともあるので……気にしない気にしない。