会社から出て、ちょっとした気分転換をしたいときや、一人で集中して企画書を練り上げたいときなどに、必ず立ち寄るお気に入りのカフェがあるという人は、きっと多いのでは? 勤務中や帰宅途中にフラフラ寄り道をしたいフラリーマンにとっても、そんなカフェの存在は生活に欠かすことができないはず。そこで今回は、仕事の息抜きにピッタリなカフェ「SOUND LOUNGE & CAFE B.G.M」をご紹介しよう。

  • "ショールーム併設型カフェ"で春を先取ってきた

    春がキタ~!という感じのビジュアル。ちょっとウキウキしちゃいました

春の新メニューでほっこり

「SOUND LOUNGE & CAFE B.G.M」(以下「B.G.M」)は、2019年1月9日に南青山にオープンした、こだわりのコーヒーとレコードが楽しめる"ショールーム併設型カフェ"。木目調の温かみのあるテーブルが置かれた店内は、座席の間隔も比較的広く配置されており、ゆったりくつろげそう。そんな雰囲気の中でいただけるのは、一杯ずつ丁寧に抽出された、こだわりのネルドリップコーヒー。違いの分かるコーヒー好きにも好評のようだ。

  • シンプルで広々した店内は心からリラックスできる

この日は、春の新メニューが登場したとのことで、「桜クリームソーダ」を飲みながら「桜あんドーナツ」をいただいてみた。色鮮やかな桜シロップを使ったクリームソーダは、桜の花の塩漬けがわりと強めのアクセントになっているから、甘いものが得意ではない人でもいけそうなバランスの良さ。サクッモチッとした食感のドーナツにまったり濃厚な餡を乗せて食べながら甘酸っぱいソーダを飲めば、心の中はすっかり春の陽気。

  • よく考えたらピンクのクリームソーダって珍しい

  • ほどよい甘さの餡とバターが優しい口当たり

カフェタイムのお供に上質な音楽を

「SOUND LOUNGE」と名付けられている通り、音楽にこだわっているのも、この店の特長。店内には、最新の音響機器とレコードプレーヤーが取り揃えられており、レコード棚にはたくさんのアナログレコードが置かれていた。気になるレコードがあったら、店内で流してくれるんだとか。

  • 最新の音響で選び抜かれたアーティストのレコードをじっくり聴けることってあんまりないのでは?

  • オーディオファンにはたまらない最新機器が取り揃えられている

  • アイテムは試聴することも可能!

ということで、どんな盤が置かれているのか? を早速チェック。カウンター下にある2段の棚には、ジャズ・サックス・プレイヤーのカマシ・ワシントン、ベーシスト&ヴォーカリストのサンダーキャットといったフライング・ロータス主催レーベル「ブレインフィーダー」所属アーティストのLPが。ケンドリック・ラマー『DAMN.』もやっぱりあって、近年活躍している黒人アーティストのトレンドが網羅されており「ムムッやるな! 」という感じのラインナップであった。

カフェBGMに似合う女性曲ヴォーカリストの定番、ノラ・ジョーンズのレコードも何枚か。その下の棚には、ザ・ビートルズや『ウッドストック』のサントラ等、レジェンドもののレコードが揃っていた。レジェンドといえば、映画『ボヘミアン・ラプソディ』が今なお話題となっている、クイーンのロゴが入ったターンテーブルが置かれていることにも注目。こちら、日本に数十台しかないのだとか。クイーンのターンテーブルにのせて「キラー・クイーン」が聴きたい!

  • クイーンのロゴが施された貴重なターンテーブルを見た瞬間、俺の中のフレディが「WE WILL ROCK YOU」を歌い出した(気がする)

また、"ショールーム併設型カフェ"とは何か、というと、店内には最新の輸入オーディオ機器を展示したショールームを併設しており、ヘッドフォンやイヤフォン、スピーカーなどを店内で試聴可能。日本で唯一のアナログレコードプレスメーカー、東洋化成とコラボしており、店内にはレコードができるまでの過程となるラッカー盤などが置かれていた。今後は、毎年開催される「レコードストアデイ」などとも連動したアナログレコードのイベントも行う予定だという。

  • ラッカー盤(レコード盤の元になる溝が無いツルツルの状態の盤)が見れるカフェって、絶対ここだけだと思う

Wi-Fiも備えられており、ノマドワーカーの本拠地としてもバッチリ活用できる「SOUND LOUNGE & CAFE B.G.M」。ゆったり良い音楽を聴きながら、日常をちょっと贅沢に過ごしてみては?

●information
「SOUND LOUNGE & CAFE B.G.M」
東京都港区南青山3-2-7ブラック青山5階
営業時間:11~18時
休:不定休