上越新幹線や在来線の信越本線、白新線、越後線が乗り入れるJR新潟駅。新潟市の中心となるターミナル駅では高架化が進み、かつて在来線ホームにあった立ち食いそば店も姿を消した。いまは新幹線ホームの店舗を残すのみとなっている。

  • 「そば処 新潟庵」の「海草うどん」(写真:マイナビニュース)

    「そば処 新潟庵」の「海草うどん」。具は刻み海苔にネギといたってシンプル

1番線ホームにあった「そば処 新潟庵」の店舗も2018年11月、惜しまれながら60年の歴史に幕を閉じた。閉店時には多くのファンが訪れたという。

新潟駅の新幹線13・14番線ホームにある立ち食いそば店「そば処 新潟庵」のメニューは、「かけうどん・そば」(300円)、「月見うどん・そば」(350円)、「かき揚げうどん・そば」(450円)といった定番から、「和風らーめん」(350円)などもそろっている。持込み容器(30円)もあるため、車内へ持ち込んで食べることもできる。

  • 新幹線ホームにある「そば処 新潟庵」

  • メニューはうどんとそばが中心

  • 券売機で食券を購入する

今回は新潟のご当地メニューともいえる「海草うどん」を食べた。うどんにわかめとあおさが練り込んであり、緑色の麺ともちもちとした食感が特徴となっている。具は刻み海苔にネギとシンプルで、出汁(だし)はやや甘めだが醤油が効いている。

ちなみに、新潟県小千谷の名物として知られる「へぎそば」も、つなぎとして布海苔が練り込んであるという。小千谷ではこれら以外にも布海苔を練りこんだ「ふのりうどん」が販売されており、「海草うどん」と同じような風味を味わえる。

  • わかめとあおさを練り込んだ「海草うどん」

  • 「海草うどん」では、緑色が特徴の海草を練り込んだ

新潟駅の新幹線ホームに唯一残った立ち食いそば店「そば処 新潟庵」。新潟を訪れるなら一度は立ち寄り、ご当地メニューを味わってみてはいかがだろうか。