夏目漱石の小説『坊っちゃん』の舞台で、日本最古の温泉である道後温泉が有名な愛媛県松山市。岡山駅・高松駅や宇和島駅からの特急列車が到着する陸の玄関口となる駅に、名物のじゃこ天が味わえる店舗がある。

  • JR松山駅構内にある「うどんかけはし 松山店」。駅ナカでじゃこ天が入ったうどん・そばを味わえる

  • 宇和島の名店「安岡蒲鉾」が併設されている

JR松山駅の改札横にある「うどんかけはし 松山店」では、揚げたてのじゃこ天がトッピングされたうどん・そばを味わえる。じゃこ天は愛媛県の名産品で、宇和海で獲れる小魚を揚げた天ぷら。そのままでもおいしく食べられるし、軽く炙って食べてもうまい。

店舗はホーム(改札内)からも改札外からも利用できるようになっている。店内にはカウンターとテーブルがあり、立ち食いでもテーブルに座っても食事ができる。セルフサービスとなっているため、まずはトレーを取り、所狭しと並べられたおにぎりやいなり寿司、天ぷらなど好きなものを選ぶ。そしてうどん・そばなどの麺類を注文する。

  • ホーム側からも利用できる店舗

今回は、名物のじゃこ天がのった「じゃこてんうどん」(500円)を注文。大きなじゃこ天にねぎと蒲鉾がトッピングされ、うどんはコシのしっかりとした讃岐風で、出汁(だし)はあっさりした関西風。じゃこ天は食べるごとに魚の味がしっかりと凝縮され、風味豊かな味わいが楽しめる。

「うどんかけはし 松山店」では、他にもうどんの風味が楽しめる「ぶっかけじゃこ天うどん」(590円)・「ぶっかけじゃこ天そば」(610円)、産地直送の手すくい釜揚げしらすがトッピングされた「しらすぶっかけうどん」(590円)など、海の幸が味わえるメニューがそろっている。

  • 名物のじゃこ天がトッピングされたうどん

  • かけうどん(330円)に好きな具をトッピングするのもオススメ

  • 産地直送のしらすが味わえる、ぶっかけうどんも人気

店舗に併設された「安岡蒲鉾」のじゃこ天は、宇和海で獲れる鮮度の良いほたるじゃこを原料としており、冷凍のすり身は一切使用していないこだわりの品。もちろん販売しているので、お土産にもおすすめだ。