水戸と聞いて思い浮かぶのは、水戸黄門とアレだろうか。そう、水戸といえば納豆である。その名物が入ったそばが水戸駅で味わえるという。

  • 水戸といえば納豆。駅構内にも多くの看板が見られる

  • 水戸名物の「納豆そば」が味わえる「水戸 上りそば」

水戸駅の常磐線上り方面、5・6番線ホームにある「水戸 上りそば」。以前は常磐線下りホームに「水戸下りそば」という店舗もあったようだが、現在はこの店舗のみ営業している。この店では、水戸名物の納豆がそばにトッピングされた「納豆そば」(380円)というメニューがあるのだ。

  • かつて、常磐線下りには「水戸下りそば」があった

  • 食券は券売機で購入し、カウンターへ渡すスタイル

具は納豆にネギと刻み海苔というシンプルな組み合わせ。納豆なので、かき混ぜてからいただくのかと思いきや、「混ぜると沈んじゃうから」とのことで、そのまま食べるのがおすすめだとか。そばをすすると、つゆと合わさった納豆とそばが絡み、独特の風味が口に広がる。沈んだ納豆はつゆと一緒に飲み干せる。納豆が食べやすいように、レンゲが付いてくるのもありがたい。

「納豆には玉子!」という人向けに、玉子のトッピング(60円)もできるので、こちらもおすすめだ。また、冷やし納豆そばもオーダーが可能なので、夏の時期にさらっと食べたいときには試してみたい。

  • 具材は納豆にネギと海苔のいたってシンプルな組合せ

  • 店内は5~6人程度入れるスペースで、エアコンが効いている

「納豆そば」以外にもおすすめのメニューが、ボリュームたっぷりの「から揚げそば」。当連載第1回でも紹介した、同じ常磐線の我孫子駅にある弥生軒の人気メニューが、水戸まで“北上”しているようだ。ちなみに、とり唐揚げはトッピング(140円)もできるので、「納豆そば」に合わせることも可。水戸の納豆に我孫子のから揚げ。常磐線の名物を味わえる組合せをご賞味あれ。