胸元が開いているからこそ、真冬のリクルートスーツにマフラーを合わせたいところ。たとえコートを羽織っていても、マフラーなしでは首元に冷たい外気が触れてしまうから。急なスケジュール調整に備える就活生としては、万全の予防をしておきたいですよね。

カジュアルな恰好に慣れている男性ほど、Pコートに合わせる「ワンループ巻き」をしているようです。

世間の常識:スーツに合うマフラーを選ぼう

今回はスーツのドレス感にマッチする「アスコット巻き」について、『毎朝、迷わない! ユニクロ&ツープライススーツの上手な使い方』(WAVE出版)の著者が解説します。

アスコット巻きを覚えよう

ネクタイといえば、ビジネススーツに合わせるイメージが強いですが、蝶ネクタイやアスコットタイのようなネクタイも存在します。なかでもアスコットタイの巻き方は、マフラーに応用可能です。

スーツスタイルのドレス感によく合うアスコット巻きを紹介します。では4つのステップで練習してみましょう。

ステップ1

まず首の後ろからマフラーを垂らします。このとき「短い方」と「長い方」というように、両端に差を付けましょう。

ステップ2

「長い方」を、「短い方」に首前で巻き付けるようクルッと1周まわします。ただし、これでは片方が長いため、この後、微調整いたします。

ステップ3

そこで「長い方」を下から上にクルっと、もう1~2周巻きつけ、長さを整えます。

ステップ4

さいごに結び目を平らに整えて完成です。

ボタンを留めたコート姿に、アスコット巻きのマフラーを挿しこんだ姿は、スーツのドレス感にマッチする上品な印象に仕上がります。

アスコット巻きに合うマフラーを選ぼう

アスコット巻きに合うマフラーといえば、フェルトのような定番のウールマフラーや柔らかな生地のストールマフラーです。一方ニット編みのマフラーはカジュアルなので避けましょう。

同じウールマフラーでも「毛が抜けやすいもの」や「ゴワついたもの」などさまざま。試着の段階では色より先に生地感を確認してください。黒や濃紺のリクルートスーツの場合、マフラーの抜けた毛は悪目立ちするのでご注意を。