1年を締めくくるための盛大な宴「忘年会」。参加者が皆、1年間の積もりに積もった想いをぶちまける日とあって、酒席では楽しいだけでなく、イラっとしてしまうこともしばしば。ここでは「年末年始の飲み会で遭遇するハラスメント、イラつく?」をテーマに、アンケートで思いのたけをぶつけてもらった。
年末の飲み会で遭遇するハラスメント、イラつく?
今回のアンケート結果一覧
Q1. 「気をつけて、来年の運気良くないから」(わたし見えるんですハラスメント)
Q2. 「〇〇さんの今年の漢字って何?」(おもしろくない質問ハラスメント)
Q3. 「ウーロン茶で」「え、なんで?」(当然飲むっしょハラスメント)
Q4. 「おまえさ、今年の業績は~」(今年最後の説教ハラスメント)
Q5. 「じゃあ、今年も終わりだから三本締めで」(せめて一本にしてハラスメント)
1位「おまえさ、今年の業績は~」(今年最後の説教ハラスメント)
飲みの席で"してはいけない話題"と言えば、政治・宗教・野球というのが有名だが、サラリーマンにとっては「上司のお説教」もご法度のひとつ。ましてや、今年を締めくくる忘年会で長々とお説教を繰り出されたら、聞く方はたまったもんじゃない。
よくあるのが、「今年の業績は~」といった一年総決算系のお説教。一年を振り返ることから始まるので長くなる覚悟が必要だ。次いで多いのは、「来年、目標達成するために~」という次年度目標系のお説教。「おまえ、来年の目標は?」といったムチャぶりが飛んでくる可能性もあるので注意したい。
1年の最後に怒られたくないし、場もシラけてしまうし……とデメリットばかりとあって断トツでナンバーワンに輝いた。
2位「気をつけて、来年の運気良くないから」(わたし見えるんですハラスメント)
近年、OLや女子大生の間で急増しているのが、「わたしは他の子とちょっと違うんです」的にスピリチュアルな能力を匂わせてくる「わたし見えるんです女子(通称:見えジョ※筆者命名)」。
「〇〇くんって、お姉さんとかいるんじゃない?」と聞かれ、いると答えると決まって「なんか、わかるんだよね」と言ってくる。いや、たまたまっしょ。さらに「〇〇くんって、なんか不思議なオーラだよね」と言われ、どんな? と聞き返すと「うーん、なんかオレンジっぽい感じなんだよ」とひと言。いや、だからどんなだよ。
と、このように"見えてる"感を演出してくる彼女たちに引っかかると、いちいち構ってあげないとダメなので面倒くさい。2位にランクインしていることからも、この「見えジョ」人口が増加していることがわかる。
3位「ウーロン茶で」「え、なんで?」(当然飲むっしょハラスメント)
「若者のお酒離れ」という言葉もよく聞かれるように、若者に限らず今は飲めない人も多い。体調が優れない、翌日に朝早くから予定があるなどの理由で飲まない選択をする人もいるだろう。酒好きなオジサマ方にとっては理解できないかもしれないが、飲めないと言っているんだからお酒を強要するのはハラスメント以外の何でもないのだ。
着席し、店員さんが最初のオーダーを聞きに来たときに「ウーロン茶で」と言うと、どこからともなく「え、なんで?」という言葉が飛んでくる。なんで? とかじゃない。理由は聞くまでもなく、「飲めない」もしくは「飲みたくない」のだ。定食屋に入って「サバの味噌煮定食で」と言って、「え、なんで?」と言われても困るはず。だって、今の自分にとって「サバの味噌煮定食」がもっとも相応しいメニューだったのだから仕方ない。
だからこそ、若者が「ウーロン茶」を注文したときには、彼にとって「ウーロン茶」がもっともベストなドリンクメニューなのだと察してあげるようにしよう。間違っても「ウーロンハイじゃなくて?」とか、小ボケを挟まないようにしたい。
1年最後の飲み会を気持ちよく過ごせるように、ここで挙がったハラスメントには十分に気をつけるように! (ぎんなん)
調査時期: 2018年11月28日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性250名、女性250名、合計500名
調査方法: インターネットログイン式アンケート